ゲストトークの後は、参加者がブレイクアウトルーム(小部屋)にわかれて、ゲストの話から感じたこと、気づいたことについて自由に語り合いました。
「VUILDの技術で世界の様々な問題が解決できそう」「機能性を考えると、建築はプロに任せたほうがいいのでは?建築の民主化に不安を感じる」「日本の森林は課題が山積みでどこから手をつけていいのかわからなかったので、小さいところからきちんと形にしているVUILDの取り組みはすごい」「どうしてもべき論になってしまうので、楽しみながらやることは難しい」「日本のスタートアップ企業の底力を感じた」など、さまざまな意見が交換されました。
学生時代にエコ×エネ体験ツアーに参加したことがきっかけで参加したという会社員の川又理乃さんは「今日は参加できてとても楽しかったです。最近はあまりできていませんでしたが、やはりいろいろな人と話すことは楽しいし、学びになりますね。建設関係の会社に勤めていますが、普段は主にパソコンに向かって仕事をしています。今日のお話を聞いて、もっと現場に行って現地の方や森とふれあう機会を増やしたいと思いました。明日から会社の人とも意見を言いあったりして、外とのふれあいを増やしていこうと思います」と感想を聞かせてくれました。
ゲストの井上さんからは「今日は楽しかったです。そして井手さんとお話しができて、あらためてJ-POWERさんに出資していただいてよかったなと感じました。持続可能な地域と森林のためにまだまだやりたいことはたくさんあります。例えば低質材をどのように製品化するか、そしてそれをどのように会社の仕事として成立させるか。課題はどれも簡単ではありませんが、楽しくなければ活動は続きません。時には世間からはみ出しながらも、楽しくやっていきたいと思います」というメッセージをいただきました。
次回の記事では、第44回エコ×エネ・カフェ『「持続可能な社会をつくる森とのつきあい方」~建築の民主化が拓く新たな世界~』について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。