企業はなぜSDGsに取り組むのか ～味の素株式会社の場合～ -第29回エコ×エネ・カフェ　後編-

ゲスト講師に味の素株式会社 広報部 ダイレクトコミュニケーショングループCSRチーム長 シニアマネージャーの室 俊幸さんを招き、「エコロジー」と「エネルギー」のバランスのとれた社会について学び合う、エコ×エネ・カフェ。



→室 俊幸さんのゲストトークはこちら

【目次】
①：企業はなぜSDGsに取り組むのか
②：あなたが企業の社長だとしたら、SDGsをどう活用しますか？
③：全体セッション
④：まとめ
⑤：エコ×エネ・カフェを終えて

企業はなぜSDGsに取り組むのか

まず、ウォーミングアップとして、参加者に今回お話いただく企業に関連して「味の素と聞いて思い浮かべるもの」を五択で尋ねたところ過半数の人が「うまみ調味料」という言葉を選びました。また、「企業がSDGsに取り組むのはなぜだと思いますか？」という問いには「社会貢献が企業価値を高めるから」という回答が約半数と最も多く、次いで「ビジネス戦略のため」という回答が約30%ほどでした。



参加者の考えはゲストの話を聞いてどう変化するのでしょうか。ここでは数名のグループにわかれて、自由に意見を交換する「ワールドカフェ」での対話から、参加者の声を紹介していきます。

味の素株式会社の取り組みを聞いて、何を感じ、どう思いましたか。共感したことや、疑問に思ったことはなんでしょう？

意外だった
・味の素という誰もが知っている企業のことだけれど、SDGsについてこのような取り組みをしているとは知らなかった。意外だと感じた。
・今のビジネスだけではなく、地球の未来を見据えた活動が大事なのだと実感した。
・「味の素®」が発酵によってつくられていると知らなかったので、資源再利用の取り組みの話が新鮮だった。
・味の素の企業の創業理念に社会貢献があるということ。



SDGsは企業にとってチャンスでもある
・将来に向けた活動は、社会課題の解決だけではなく、ビジネスの拡大にもつながるのだと感じた。
・社会の利益を考えることは、企業にとっての利益にもつながっている。
・SDGsへの取り組みはブランド戦略にもなるし、投資を得ていく上でも大事な活動だと思った。



企業はいろいろな社会貢献をしている
・企業がこんなに多くの社会貢献につながる活動をしているのだと驚いた。
・企業が世界スケールでSDGsの活動しているのを知ってとても興味を持った。
・企業のCSR活動の重要さを改めて感じた。



パートナーシップを通じた取り組みが大事
・他の団体とパートナーシップを組んでプロジェクトを進めることが大事なのだと感じた。
・いろいろな団体や人がそれぞれの立場からSDGsにつながる活動をしていると思った。
・ステークホルダーと共に取り組むことに意義がありそうだ。



身近なことでもある
・ベトナムの事例を聞いて、世界の食と栄養の課題が身近に感じられた。
・大企業だけではなく、誰にとっても身近に取り組めることかもしれない。
・SDGsは先進国も途上国も含めた共通課題で、まだまだ日本にもできることがたくさんありそうだと思った。