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企業はなぜSDGsに取り組むのか ~味の素株式会社の場合~ -第29回エコ×エネ・カフェ 後編-

  • 2018年11月14日
  • 緑のgoo編集部
【目次】
①:企業はなぜSDGsに取り組むのか
②:あなたが企業の社長だとしたら、SDGsをどう活用しますか?
③:全体セッション
④:まとめ
⑤:エコ×エネ・カフェを終えて

まとめ

全体セッションが終わり、ゲスト講師の室さんから感想のコメントがありました。

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室:味の素の取り組みを紹介したことに対してお褒めの言葉をいただいたのは嬉しかったです。今日話したこと以外にも、SDGsやサステナビリティに対して、どうしたら実現していけるだろうという気持ちも持っていらっしゃる皆さんの熱意に非常に強く刺激を受けました。

森:今日のことが刺激になってますます加速しちゃう感じですね。SDGsの取り組みが。

室:頑張ります!

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緑のgoo佐藤:前回はSDGsの全体像を、今回は具体的な事例ということで企業の取り組みを見ていただきました。皆さんの会話を聞いていたら「SDGsは大きな枠組みだし、会社の上の方の人が言っているだけなのではないか、具体的に社員に意識させるのってどうやっているのだろう」という声がありました。私の担当している緑のgooというポータルサイトは、検索したり記事をみていただくことで生まれる広告収益の一部を環境保護団体に寄付する活動を11年間続けています。これは森の再生活動や海の生物の保護に使われますので、SDGsの目標の14と15、海の生物を守ることと陸の環境を守ることにつながります。そして、たくさんの企業や団体とパートナーシップを組んでいますので目標17にもあてはまります。自分がやっていること、会社がやっていることをSDGsの目標にあてはめてみることをお勧めしたいと思います。

室:そういう意味では、私もひとつご紹介したいことがあります。味の素の一定以上の株主になると株主優待が得られるのですが、味の素製品をもらう代わりに公益財団法人味の素ファンデーションへの寄付を選択してもらうという提案をして、実現しました。一口6,000円なのですが、ふたをあけたら230人の株主さんからの寄付が集まりました。ユニセフ協会への寄付などでもいいので株主優待制度のある会社さんには是非、このアイデアを広めていただけたらと思います。

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藤木:今年はカフェが10周年ということで年間を通してSDGsをテーマにしていますが、今日は具体的な企業の取り組みをご紹介させていただきました。SDGsに先行してESDという、持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development) という取り組みがありました。次回は、SDGsとESDの両方にまたがる活動してきた小学校の先生だった方をお招きしますので是非ご参加ください。

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