最後の対話は、1回目についたテーブルに戻り、これまでの共有を含めて行われました。
“もっちー”こと本橋さんのいるテーブルでは、「今の時代を知ってしまっているので、昔の時代は不便だと考えてしまう。けれども実際には、モノがそんなに無くてもなんとかなるし、暮らしていける。本当に問われているのは、それぞれが何を大切に生きているか、何を指標に生きているか、ということである気がします」。「今は時間さえもお金で買える時代。北海道に日帰りで行くなんて、昔ならば考えられないことでした。もっとゆっくりした時間軸で捉えてみてもいいはずですよね」などの意見が聞かれました。
こちらのテーブルでは、「新しいものがでると、本当にいるかどうかも考えず、何でもとりいれてしまう。それで無駄がでてきてしまう。情報に惑わされているかもしれませんね」。「便利な暮らしをすることが豊かさであり、人生で成功していることのように思われている。それが無駄を助長している気がします。価値観の見直しがいりますね」「自然を取り入れた暮らしを見直すとよいのでは。お金を使わなくても、快適を手に入れる考えがでてくると思います」という意見が聞こえました。
他のテーブルからは「ヒトはそんなに変わらない。個人の考え方をみつめなおそう」「社会の根本は不変!情報を選ぶスキルが重要になってくる」「常識の嘘。当たり前と思っていたことが実はそうではないと気づく」といったコメントがあり、江戸と現代を比較したことによって、新たな発見が浮かび上がってきたようです。