「オフグリッド電力供給サービス」開始
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは8月21日、建物屋根の遊休スペースに建設した太陽光発電所で発電したクリーン電力を、送電網の利用なしで建物側に直接供給する「オフグリッド電力供給サービス」について、株式会社環境エネルギー投資とともに開始したと発表した。
この対象は、主にスーパーマーケット等の屋根としており、当初の導入先には、株式会社近商ストア(近鉄グループ)のほか、同社の主要顧客である関東・中部・関西エリアのスーパーマーケット店舗でのサービスインが決まっており、8月から順次供給開始する予定という。
同サービスで供給する電力は、太陽光エネルギーのため燃料費変動がなく、FITを利用せずに発電した太陽光電力を需要地内で100%地産地消する仕組みのため、再エネ賦課金も発生しない。
そして同サービスは、需要場所内で地産地消するクリーン電力(つくる)と、電力会社から購入する従来の系統電力(買う)との「ベストミックス」を実現する、これまでにない次世代型サービスとしている。
クリーン電力で電力コスト削減となるなどの特長
なおサービス提供を受けるには、発電余剰を発生させず100%需要場所内で地産地消させるために、建物内での電力使用量分析が必要となるとのこと。
同サービスの特長としては、電力会社(系統電源)より安価な電力供給で燃料費高騰の影響や再エネ賦課金の負担がないほか、環境にやさしい100%クリーンな電力となることという。
さらに、太陽光発電所はVPP Japanの投資で設置・運用するため、顧客は設置スペースを貸与するだけでサービスを利用でき、発電設備を購入する必要や資産計上する必要がないとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ プレスリリース
http://www.igrid.co.jp/company/news/pdf/170821.pdf