A: 循環利用率は、社会に投入された資源のうち、どれだけの物が循環資源として利用されているかを表す指標だ。循環利用された物質の量を、投入されたすべての物質量(循環利用量と天然資源等投入量の和)で割って算出する。循環型社会形成推進基本計画では、入口である資源生産性と、出口となる最終処分量の間にある重要な指標として位置づけられている。
A: 国は、2013年に閣議決定した第3次循環型社会形成推進基本計画で、2020年度における循環利用率を約17%にするという目標を掲げている。環境省の資料によると、2000年度に10%だった循環利用率は、2005年度に12.2%となり、2010年度には15.3%となるなど順調に推移している。