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「朝チャレ!」 詳細解説

読み:
あさちゃれ
英名:
Morning Challenge Campaign

温室効果ガスを2020年までに1990年比で「25%削減」するという中期目標を達成するために、環境省はあらゆる政策を総動員する「チャレンジ25」を2009年から開始。同時に国民運動としての「チャレンジ25キャンペーン」を実施している。「朝チャレ!」はそのキャンペーンの一環であり、生活を朝型にシフトすることで二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する、新たなライフスタイルを提案するもの。「朝チャレ!」とは「朝方生活にチャレンジ!」を略したものだ。

「朝チャレ!」のテーマには大きく分けて、「朝から、気持ちよく始めるエコ。」と「夜には、ゆっくり休んでエコ。」の2つがある。朝早く起き、夜早く寝ることで深夜まで使用していた照明やエアコン、テレビなどの家電製品の使用時間を減らすことができ、エネルギーの消費を抑えることが可能となる。実際に、夜に照明を使う時間を1日1時間減らした場合、1世帯あたり年間でCO2の排出量を約18%削減する効果がある。全国の世帯数で照明やエアコン、テレビなどの使用を控えると、約870万tのCO2削減につながる。

朝から活動して夜早めに休むことは自然のリズムにかなっており、健康的に過ごすことができる。また、日中よりも涼しい朝に生活の中心を移すことで、とくに夏には日々をさわやかに過ごすことができる。「朝チャレ!」では、次の取り組みを勧めている。
1) 食事:朝食をきちんと食べることで、頭にも体にも必要な力が蓄えられる
2) 運動:軽い運動をすると血行がよくなり、脳と体が目覚めて仕事がはかどる
3) 学習:朝に学習すると集中力が高まる

同省は「朝チャレ!」の関連事業として、賛同企業や団体の登録をホームページで受け付けるとともに、その活動内容を紹介している。また、朝型生活の工夫や上手に取り組むコツなどの情報提供を行っている。2010年の6月21日(夏至の日)には、東京の丸の内ビルティングで「朝チャレ!」のキックオフイベントが行われ、小沢環境大臣や著名人などが参加。賛同企業とともに「朝チャレ!宣言」を発表した。

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