- 読み:
- しょくひんじきゅうりつ
- 英名:
- Food Self‐Sufficiency
その国で消費される食料のうち、どの程度を自国内の生産でまかなっているかを示す割合。食料需給のあり方を考える上で重要な指標で、カロリーベースの食料自給率が用いられることが多い。わが国の食料自給率は2007年で40%と他の先進諸国に比べてきわめて低く、国民の不安を招いている。原因としては、食生活の変化に伴う米の消費減や、畜産物などの消費増、食料品の輸入拡大などがあげられる。国は食料・農業・農村基本計画で、2015年にカロリーベース食料自給率を45%まで引き上げる目標を掲げている。食料自給率の向上には、食育や地産地消の推進、栄養バランスに優れた日本型食生活の実践などが効果的だ。