太陽光線が届かない水深200mより深いところを循環している海水のこと。この領域では植物プランクトンによる光合成は行われず、バクテリアの分解力によって無機栄養塩が蓄積され、栄養分が豊富な海水になる。海洋深層水の特徴は、細菌や有機物が少なく清浄であること、水温が表層部より低く安定していること、リン酸塩などの無機栄養分が豊富なことなどがあげられる。これらの性質を利用して養殖事業、低温植物栽培、各種飲料水、化粧品、アトピー治療薬など、さまざまな分野への応用が期待されている。
海洋深層水について日本のどこで、どのような研究がされてきたのだろう。
海洋深層水を活用して、地球温暖化防止などに役立てる可能性は?