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「二国間オフセット・クレジット制度」 Q&A解説

読み:
にこくかんおふせっとくれじっとせいど
英名:
Joint Crediting Mechanism/Bilateral Offset Credit Mechanism (JCM/BOCM)
  • Q: モンゴルとのJCM/BOCMの内容は?
    日本がモンゴルと交わした二国間オフセット・クレジットの覚書とはどんな内容なのだろうか。

    A: 日本は 2013年1月、モンゴルとの間で二国間オフセットクレジット(JCM/BOCM)を進めていくことを約束する文書を交わした。両国は、二国間における枠組みで協力していくため、さまざまなレベルで緊密に政策協議を行う。そして、モンゴル側における低炭素発展を実現するための投資と、技術、製品、システム、サービス、インフラの普及を促進するため、JCM/BOCMを創設して実施する。また、運営のための合同委員会を設置する。さらに、排出削減及び吸収量については、双方の緩和努力として使用できる。

  • Q: 気候変動枠組条約との関係は?
    二国間オフセット・クレジットと気候変動枠組条約のCOPとはどのような関係があるのだろうか。

    A: 二国間オフセットクレジット(JCM/BOCM)は、日本が途上国との間で進めつつあるオフセット・クレジットの新たな枠組みだ。もともと、アフリカのダーバンで開かれたCOP17を前に、日本が公表した世界低炭素成長ビジョンに盛り込まれたものだ。その後、2012年のCOP18に参加した日本は、その場でアジアなど多くの途上国と二国間会談を行い、2013年1月には第1号案件としてモンゴルとの間で実施のための覚書を交わした。その後、インドネシアやベトナムなどとも実現に向けた協議を進めている。日本は京都議定書の第2約束期間に参加しないだけに、JCM/BOCMはクリーン開発メカニズム(CDM)などの京都メカニズムを補完する仕組みとして注目されている。

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