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「下水汚泥」 Q&A解説

読み:
げすいおでい
英名:
Sewage Sludge
  • Q: 下水汚泥の成分は?
    下水汚泥と一口に言うが、何が含まれているのかよくわからないので教えてほしい。

    A: 下水汚泥は、下水処理場の沈殿池などにおける処理の過程で発生する汚泥の総称だ。下水汚泥には、リンやカリウムなどの肥効成分や微量元素のほか、有機質が多く含まれている。このため、下水汚泥を発酵させて田畑などの農地や緑地に肥料として使用する取り組みが全国で行われている。一方、下水汚泥にはひ素やカドミウム水銀、鉛などの重金属や有害な成分が含まれている場合もあるため、リサイクルする場合には国が定める基準を満たす必要がある。

  • Q: 下水汚泥のリサイクルとは?
    下水汚泥はリサイクルされてさまざまな分野で利用されてきた。何に生まれ変わっているのだろう?

    A: 下水汚泥リサイクルのうち、最も普及しているのが建設資材への利用だ。下水汚泥を焼却・溶融して安定化させ、セメント材料やブロックなどの原料として利用する。とくに下水汚泥をリサイクルしてつくられたレンガは透水性が高いなどの長所をもち、広く用いられている。全国の下水処理施設をはじめとする公共施設や、国や地方自治体が行う公共工事の場などで、こうした下水汚泥のリサイクル製品が使われている。このほかにも、脱水・調整後の下水汚泥を発酵させて肥料コンポスト)にしたり、下水汚泥から取り出したメタンガスを燃料として利用したりする取り組みが行われている。

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