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「森林破壊」 Q&A解説

読み:
しんりんはかい
英名:
Deforestation
  • Q: 森林認証制度とは?
    違法伐採対策として注目されている「森林認証制度」とはどんなものなのだろうか。

    A: 世界で急速に減少している森林を守るため、企業、NGO/NPO、市民などが植林活動などに取り組んでいる。一方、適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークをつけ、森林の保護を図ろうとするのが「森林認証制度」だ。独立した第三者機関が、一定の基準に照らし合わせて評価・認証するもので、世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマーリズムの高まりを背景として生まれた。現在、世界中の森林を対象とし、ラベルづけを伴って運用されている制度としては、1993年に設立された国際NGO「森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council)」によるものがある。持続可能な森林管理が行われている森林で生産された木材及び木材製品をラベリングしており、2006年12月現在、全世界で8400万haを超える森がFSCの認証を受けている。

  • Q: 世界の熱帯林減少の現状は?
    森林破壊のなかでも深刻なのが熱帯林の減少。いったいどれくらい減少しているのだろう。

    A: 2005年の世界の森林面積を2000年と比べると、欧州は0.07%、アジアは1.65%の増加がみられるが、アフリカは0.62%、南米は0.5%の減少となっている。アジアの増加は主に中国での植林増加によるものなので、全体として熱帯地域の森林減少が目立つ。熱帯林は、1990年から2000年の間に、年間平均で1230万haが減少しており、毎年日本の国土の約3分の1に相当する森林が失われていることになる。単に面積の減少だけでなく、質の劣化、すなわち密閉林から疎林への変化なども生じている。

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