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「電気自動車」 Q&A解説

読み:
でんきじどうしゃ
英名:
Electric Vehicle
  • Q: 電気自動車の普及状況は?
    理想のエコカーである電気自動車。普及はどのような状況なのだろうか?

    A: 電気エネルギーで走る電気自動車(EV)は、走行中に排気ガスを出さず、CO2排出量や騒音も少ないいわば理想のエコカーだ。しかし、その普及状況は決してかんばしくない。総務省は2009年6月、「世界最先端の『低公害車』社会の構築に関する政策評価書」を公表したが、その内容はEVの普及に関する政策に対して厳しいものとなっている。同評価書は、総務、経済産業、国土交通、環境省の4省が「低公害車開発普及アクションプラン」に基づく普及策を実施しているにもかかわらず、EVの保有台数は2007年度末で492台とほとんど増加しておらず、生産量増→価格低下→需要増という好循環が形成されていないと指摘。また、環境省が行っている地方自治体向けのEV導入費の一部補助が、2004年度の4台を最後として実施されていないことなどをあげ、より実効性のある普及策が必要であるとしている。

  • Q: EV・pHVタウン構想とは?
    経済産業省が進めている「EV・pHVタウン構想」とはどのようなモデル事業か?

    A: 電気自動車(EV)の普及を図るため、政府は2008年の「低炭素社会づくり行動計画」で、EVなどの次世代自動車について、「2020年までに新車販売のうち2台に1台の割合で導入する」という目標を掲げている。同計画に基づき、経済産業省は「EV・pHVタウン構想」を立案した。EVやプラグインハイブリッド自動車(pHV)の本格的な普及に向けた実証実験のモデル事業だ。EVやpHVの初期需要創出には、充電スタンドなどのインフラ整備や普及啓発などが必要であることから、モデル地域を選定して地方自治体や地場産業などと連携することにより、導入や環境整備を集中的に行うことを目指している。2009年には広域実施地域として東京都と神奈川県が、実施地域として青森、新潟、福井 愛知、京都、長崎の6府県が選ばれた。

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