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「低公害車」 とは

読み:
ていこうがいしゃ

従来のガソリン車やディーゼル車などに比べて環境にやさしい自動車のこと。エコカーともいう。排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)など大気汚染物質の排出が少ないか全く排出しないことや、燃費性能が優れていること、騒音・振動などの発生を大幅に抑えていることなど優れた環境性能をもつ。2007年度末における低公害車の保有台数は約1647万台で、その99.6%が低燃費かつ低排出ガス認定を受けたガソリン車だ。政府は2009年4月、低公害車の普及を進めるための新たな減税措置と、購入に対する補助を導入すると公表した。

低公害車に関する国の施策としては、環境、経済産業、国土交通の3省は2001年、「低公害車開発普及アクションプラン」を策定した。それによると実用段階にある低公害車には、1) 天然ガス自動車(CNG自動車)、2) 電気自動車、3) ハイブリッドカー、4) メタノール自動車、5) 低燃費かつ低排出ガス認定車などがある。一方、次世代低公害車には、1) 燃料電池車、2) ジメチルエーテル(DME)自動車、3) 水素自動車などがある。同アクションプランは低公害車の普及を図るために、地方自治体における公用車の低公害車への率先切り替えなど公的部門による率先導入や、税制や金融支援による普及促進など民需への本格的普及支援、物流業者におけるグリーン経営の推進などをあげている。

3省はまた、日本で入手できる低公害車を網羅した「低公害車ガイドブック2008」を作成している。同プランで実用段階にあるとされたものを中心に、2008年9月末現在日本で販売されている低公害車について、性能や購入後に必要となるメンテナンスなど幅広い情報をまとめたものだ。燃料電池車では、1) トヨタ、2) 日産、3) ホンダ、4) メルセデス・ベンツ日本が、電気自動車では、1) タケオカ自動車工芸、2) オートイーブィジャパンが、天然ガス自動車では、1) ダイハツ、2) いすゞが、ハイブリッドカーでは、1) トヨタ、2) ホンダなどのメーカーによって製造・輸入された低公害車が掲載されている。

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