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「国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)」 とは

読み:
こくさいさんごしょういにしあてぃぶ

サンゴ礁の保全を目的とした国際協力の枠組みで、略称はICRI(International Coral Reef Initiative)。1992年の国連環境開発会議で採択された「アジェンダ21行動計画」で、サンゴ礁保護の重要性が強調され、サンゴ礁を取り巻く現状が世界的に知られるようになった。これを契機に、1994年から、日本、アメリカなど8カ国により、サンゴ礁保全の取り組みが世界規模で開始された。ICRIはボランティアを基本とする協力関係であり、事務局は参加国が2年ごとに持ち回りで担当する。2005年7月から2007年6月までは、日本とパラオ共和国が共同で務めた。日本国内では主に環境省が対応し、1) サンゴ礁の現状を知るためのモニタリング活動、2) 自然環境再生事業、3) 海中公園の管理、4) サンゴ礁に関する啓発活動、などを行っている。2000年には、ICRIの活動の一環である「地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク」(GCRMN)の拠点として、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターが沖縄県石垣市に設立された。また、2007年4月に総会が東京で開かれ、2008年の「国際サンゴ礁年」に向け、「国際サンゴ礁年活動計画」を作成していくことなどが決まった。

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