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「地熱発電」 とは

読み:
ちねつはつでん

地下にある熱で高温になった地下水を利用して発電する方法。火山地帯の地下数キロメートルの深いところには「マグマだまり」があり、これに地下水が触れると高温・高圧の水または水蒸気が発生する。このエネルギーでタービンを回して発電する。地熱発電は、火力発電にくらべて単位発電量当たりの二酸化炭素(CO2)の排出量が約20分の1と少なく、火山列島と呼ばれる日本では、純国産の再生可能エネルギーとしても期待されている。現在、火山地帯のある九州や東北などで稼働している。

新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令が2008年に改正され、新エネルギーに地熱発電が追加された。沸点の低い液体を加熱してできた蒸気でタービンを回す「バイナリー方式」に限られる。地熱は、発電以外にも、浴用、園芸、融雪などさまざまな熱水利用の熱源として地域で用いられている。その一方で、地熱発電に適した場所が国立公園などに指定されている場合が多く、推進にあたって課題が多い。このため、国立公園内でも地熱発電事業を行えるようにする規制緩和を求める意見がある。

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