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「グリーン配送」 とは

読み:
ぐりーんはいそう
英名:
Green Delivery

物品の配送にあたり、排気ガスの排出が少ない、または排出しないエコカーなどを利用するサービスのこと。自動車の交通量が増え、とくに都市部への流入が増加していることに伴い、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)などによる大気汚染が各地で慢性化している。国は自動車NOx・PM法などによる対策をとっているが、トラックなどのディーゼル車対策は喫緊の課題だ。このため、独自の制度に基づきグリーン配送を導入する地方自治体が増えている。

大阪府は、調達物品の配送にグリーン配送適合車を用いることを求める「大阪府グリーン配送」を実施している。愛知県は、「あいち新世紀自動車環境戦略」で定める燃料電池車電気自動車などのエコカーの使用を納入業者に要請している。神奈川県は県の全機関で、事業者に対して物品の配送や廃棄物の搬出を依頼する際に、低公害車の使用とエコドライブの実施を求めている。

一方、大手企業を中心として、協力業者や仕入れ先などに低公害車の導入やアイドリングストップの実施を求める動きが広がりつつある。さらに、グリーン配送を前面に打ち出した配送サービスも登場している。

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