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海野和男のデジタル昆虫記

PENシリーズ用改造マクロ

PENシリーズ用改造マクロ
2010年06月01日

 E-PL1での昆虫写真では、チョウやトンボの写真はたぶん14-150ズームとの組み合わせが最適だろう。けれどテントウムシぐらいの小さな昆虫をシャープにと言う場合はこれでは無理だ。アダプターでフォーサーズ用35マクロをつけるかパナソニックのLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8との組み合わせだ。
 それよりさらにアップにしたいときは35マクロにテレコン2倍ということになる。せっかく軽量のE-PL1が重くなってしまうので、高倍率域のみ撮りたいという場合の簡便マクロを作ってみることにした。
 多くの方は14-42のレンズセットでE-PL1を購入したことだろう。もし14-150を購入したらこの14-42は不要になってしまう。ということで、14-42の前玉はずしマクロを作ってみた。前玉をカニ目レンチで外そうと思ったが、なかなかとれない。そのうちバキッという音と共に前玉が外れた。壊れたと思った。実際レンズが沈胴したままだ。中のレバーがロックしてしまったらしい。手でレバーを動かしたら、元に戻りちゃんと動くようになった。AFも一応効く。
 そばで見ていた改造名人の「切り貼りデジカメ実験室」でも著名な糸崎さんが外れた前玉を早速ご自分のGXRにつけてみる。すごくいい魚眼ワイコンと喜ばれていた。色収差が少ないという。改造マクロ自体も色収差などはほとんど感じられないレベルで、今まで改造した前玉はずしの中では最高かと思う。
 写真は7mmほどのアシナガオトシブミを最低倍率と最高倍率で撮ったもの。ISO400でF11、内蔵ストロボに即席ディフューザーだ。ストロボのディフューザーはこれではだめで、時間のあるときに作ってみよう。
 さて、ここまで書いて気がついたのだが、14-150はぼくのレンズではなかった・・・ということは14-150を返したら、E-PL1のズームがない・・・ということは14-150を導入せざるをえないのかな?
 なお改造される方は自己責任で、壊れることも覚悟で。前玉の取付部にはレンズを動かすための溝が切ってあり、ぼくの場合はそれがうまく外れたのでほぼ無傷で前玉が外せたのですが、その部分は鏡筒がプラスチックなので壊れる可能性はあるのではと思います。どうせ使わない、捨てるよりはと決めてからにしょう。

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