2025/04/10 10:58 ウェザーニュース
今週末は東北や北陸、長野などで桜が見頃となり、お花見を楽しめそうです。また、すでにシーズン終盤を迎えている関東や東海、近畿でもまだお花見を楽しめる名所があります。
今週末に見頃となる東北〜近畿の桜名所と天気をお伝えします。
・白石城本丸広場(宮城県)
白石城がある白石城本丸広場では、200本を超える桜が県内のトップを切って4月上旬から咲き始めます。白石城もライトアップされるため、夜桜も見どころです。
・白石川堤一目千本桜(宮城県)
桜の開花時期には、残雪戴く蔵王連峰と絢爛に咲き誇る1200本の「桜のトンネル」が清流の白石川に映り、絶妙な調和を見せています。近隣の船岡城址公園とともに宮城県内で唯一「さくら名所100選」の地に選ばれています。
・鶴岡公園(山形県)
庄内藩主酒井家の居城「鶴ヶ岡城」跡に整備された公園。ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど約700本の桜が植えられている園内は、日本さくら名所100選にも選ばれています。開花に合わせて設置されるぼんぼりにうかぶ夜桜も見所のひとつです。
・霞城公園(山形県)
霞城公園は、約1500本の桜が咲き誇る山形市内随一の桜の名所です。夜にはお堀沿いの桜がライトアップされ、東大手門の白壁と相まってとても幻想的です。
・馬陵公園(中村城跡)(福島県)
中村城跡一帯には藩政時代をしのばせる桜の古木が無数にあり、数百本の桜が一斉に咲き乱れる姿は圧巻です。城跡を囲む堀沿いの桜が見事で、桜まつり期間中はぼんぼりに照らされた夜桜を楽しむことができます。
・花見山公園(福島県)
花木栽培農家が善意で開放している公園で、福島に桃源郷ありと言われる花の名所です。ウメ、トウカイザクラ、ヒガンザクラ、レンギョウ、ボケ、ソメイヨシノ、ハナモモなど約70種類もの花々が、まさに百花繚乱のごとく次々と咲き競う様はまさに圧巻です。
・長瀞(埼玉県)
長瀞駅〜野上駅にかけて約2.5kmに及ぶ北桜通りの桜のトンネルが見どころです。また、不動寺周辺は「通り抜けの桜園」があり、約30種類500本の桜の小路を散歩できます。
・赤城南面千本桜(群馬県)
「さくら名所100選の地」に選ばれ、毎年多くの観光客が訪れる前橋市を代表する桜の名所です。「赤城南面千本桜」と呼ばれる並木には、隣接する「みやぎ千本桜の森公園」を含めて、1000本を超える桜が咲き誇ります。
・桜山公園(群馬県)
約3000本のソメイヨシノが咲き誇り、山全体をサクラ色に染めます。週末には満開間近の桜を楽しめそうです。
・牛久シャトー(茨城県)
国の重要文化財、日本遺産、近代化産業遺産である日本初の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」の園内では、ソメイヨシノなど約250本の桜を楽しめます。園内がピンク色に彩られる光景は別世界です。夜間は園内の照明に照らされた桜が日中とは異なる趣を出しています。
・八幡山公園(栃木県)
自然の丘陵を巧みに生かした広大な園内には、約800本の桜(ソメイヨシノ)、約700株のツツジが植えられています。中央の宇都宮タワーからは、遠く日光連山や那須の山々が一望できます。
・舟川べり(富山県)
残雪の朝日岳、白馬岳を中心とした北アルプス連峰を背景に舟川の両岸に約280本のソメイヨシノが咲き誇ります。周辺のチューリップ畑、菜の花畑と開花の時期がかさなれば自然がつくりだすみごとな春の四重奏が楽しめます。
・高田城址公園(新潟県)
高田城址公園や、その周辺を含め約4000本の桜が咲き誇ります。また、ぼんぼりに照らされた美しい桜とライトアップされた高田城三重櫓が堀の水面に映える様が、日本三大夜桜の一つに数えらています。
・高遠城址公園(長野県)
タカトオコヒガンザクラという固有種の桜が約1500本植えられています。花形はやや小ぶりで赤みを帯びているのが特徴です。その可憐さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称されており、「日本さくら名所百選」、「桜の日本三大名所」に選ばれています。
・国宝松本城(長野県)
昼間は、雪を冠した北アルプスを背景にした国宝松本城天守を、夜は白と黒のコントラストが美しい天守と桜のライトアップが見どころです。
・卯辰山公園(石川県)
卯辰山公園は標高141mで金沢市街・白山を一望でき、4月中旬にかけては、公園線道路沿線を車で走りながら桜並木を楽しめます。また園内の四百年の森では八重桜、しだれ桜、ソメイヨシノ等約300本の桜を楽しめます。
・足羽川桜並木(福井県)
日本さくら名所100選にも選ばれている桜並木です。福井市中心部を流れる足羽川の堤防上約2.2kmにわたり約600本の桜の木があり、桜のトンネルやライトアップが訪問者を優しく包みこみます。
・根尾谷淡墨ザクラ(岐阜県)
樹齢1500余年の淡墨桜は国指定の天然記念物で、幹や枝からは生命のエネルギーが感じられます。つぼみのときは薄いピンク色、満開になるとつややかな白色、散りぎわには特異の淡い墨色を帯びるのが特徴です。
・冨士霊園(静岡県)
富士山麓の花と緑に囲まれた敷地面積213万平方mの公園墓地です。園内の霊園参道にはヤマザクラ、ソメイヨシノなど約3500本の桜が植えられ、4月上旬から中旬の満開時には大勢の人で賑わいます。日本さくら名所百選にも選ばれています。
・三多気の桜(三重県)
日本さくら名所100選、国の名勝に指定されています。伊勢本街道から真福院への参道約1.5kmにわたってヤマザクラの並木が続き、まるで桜のトンネルをくぐっているかのようです。
・吉野山(上千本)(奈良県)
吉野山の谷から尾根を埋める桜はおよそ3万本です。標高の低い下千本から中千本、上千本、奥千本へと花期をずらして咲きのぼる様子は壮観です。
・豊公園(滋賀県)
琵琶湖畔に広がる長浜城跡の豊公園には約550本のソメイヨシノが植えられており、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。復元された長浜城の天守閣や琵琶湖畔が満開の桜で埋め尽くされる様子は絶景です。
・海津大崎(滋賀県)
琵琶湖八景「暁霧・海津大崎の岩礁」として有名な景勝地で、湖岸沿い約4kmにわたって樹齢80年を超える老桜や次世代に引き継ぐ若木も含め約800本の桜並木が続き、近畿で最も遅い桜の名所として知られています。この週末は満開間近の桜が楽しめそうです。
・仁和寺(御室桜)(京都府)
江戸時代からの桜の名所です。品種は主にオムロアリアケをはじめ10種類ほどが混在しています。樹高が3mほどと低く、目線で楽しめる桜として知られています。桜の海の上に五重塔が浮かぶ風景も一押しです。
ウェザーニュースのさくら開花情報では全国約1,300地点の花見・桜名所情報を掲載しています。近くの桜名所の満開日を検索して、お花見計画にぜひお役立てください。
ウェザーニュースアプリでは、花見スポットごとの開花・見頃・桜吹雪をPush通知で受け取れる「お花見アラーム」を無料で利用可能です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)