クラフトビールのタップスタンド「VERTERE Tachikawa Taproom(バテレ・タチカワ・タップルーム)」(立川市柴崎町2)が5月1日、立川駅南口にオープンした。(立川経済新聞)
「バテレ・タチカワ」内観
奥多摩にある醸造所「VERTERE(バテレ)」(奥多摩町)で造られたオリジナルのクラフトビール20種類をタップで提供するほか、同所のビールを扱う。25席あるテーブル席では、食べ物を自由に持ち込める。
代表の鈴木光さんは八王子市生まれ。2014(平成26)年に、高校・大学の同級生である醸造長の辻野木景さんとクラフトビールの醸造所を開業した。現在は醸造所に併設するボトルショップのほか、奥多摩駅前と永福町(杉並区)にタップルームを開き、立川は3店舗目となる。
コンセプトは「価値観を変えるビール」。鈴木さんは「クラフトビールのファンの方々には必ず、はまるきっかけになった一杯がある。飲んだ人にハッとしてもらえるような、そんなビールを提供したい」と話す。「奥多摩で私たちのビールを楽しむお客さまの多くが立川を経由して帰るため、管理可能な範囲でもある立川への出店を決めた」とも。
メニューは、ベルバリア(ピルスナー)、テネラ(ヘイジーセッション)、小澤酒造(青梅市)の酒かすを使ったポタミダエ(セゾン)(以上、レギュラー=1,000円、ラージ=1,300円)など。オープンに合わせて、「坂道ブルイング」(柴崎町2)とコラボした「シムル」(アメリカンIPA、同=1,100円、ラージ=1,400円)も用意した。
場所は諏訪通りの「ほっこりカフェ」跡。「13年続いたカフェのレンガや窓などの内装を生かし、面影を残しながらミックスさせた」と鈴木さん。「さっと立ち寄り、さっと一杯楽しんでほしい。気軽に立ち寄っていただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は14時~22時。