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“外見至上主義”への思いを込めたラブストーリー。実直な若者に惹かれた老魔女は「若返りの薬」で彼と恋仲に…【作者インタビュー】

  • 2024年3月2日
  • Walkerplus

時代を問わずさまざまな作品で描かれ続け、多くの人を惹きつけてやまない「魔女」のモチーフ。今回は、老齢となった魔女が魔法の力で若返り、実直な青年と恋に落ちる様子を描いた猪原秀陽(@inoharahideharu)さんの創作漫画『若返る魔女』を紹介。併せて、作者である猪原さんへ本作に込めた思いなどを伺った。


■「占い師に前世は魔女と関わりがあったと言われたことがあります(笑)」

「助けたおばあさんが魔女だった」という導入から引きつけられる本作。猪原さんは、「ふと街で見かけたおばあちゃんが素敵で、若い頃すごい美人だったんだろうなあと思ったのがきっかけです。描き始めは漠然としか考えてなかったのですが、今思うと『外見至上主義』とか『年齢差別』などへの自分なりのアンサーみたいなものを漫画で描いてみたかったのだと思います。

また、なぜか昔から魔女に惹かれていて、(以前、占い師に前世は魔女と関わりがあったと言われたことがあります笑)、魔女の漫画も描きたくて、いろいろ組み合わせてストーリーができました」と、制作に至った経緯を明かす。

本作でこだわった点について尋ねると、「若返り薬をできるだけ納得できるような設定にしたり、登場人物のいる世界は、現代の日本とは違うような曖昧な世界観にしたりと、リアリティーがあったりなかったりのバランス調整にこだわりました」とのこと。言われてみると、一見現代が舞台のようでありながら普遍的な世界観のようにも感じられる。

自身で漫画を描きながら、本の編集にも携わっているという猪原さん。「ネット上で出会った漫画好きの古着屋さんと意気投合して、一緒に漫画雑誌「COMIC IN THE HOLE」を作り始めました。ただいまVol.0〜0.3まで、計4冊発行されています。すごくいい雑誌なので、ぜひチェックしてみてください!」と、そちらの活動についてもアピールした。



取材協力:猪原秀陽(@inoharahideharu)

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