サイト内
ウェブ

【漫画】作り置きした料理が今の気分に響かず絶望。「一人暮らしあるある」に共感

  • 2022年1月19日
  • Walkerplus

もうすぐ新生活が始まる季節。就職や進学で一人暮らしを始める人も多いことだろう。一人暮らしをはじめたら料理にチャレンジしたり、好きな時間にコンビニに出かけたり、実家暮らしとは違う自由な暮らしが楽しみだ。その反面、一人暮らしだからこそ陥りそうな落とし穴も。

そんな「一人暮らしあるある」や、日常のエピソードを独特のクールな視点で描いているのが、pixivで「うちのトイプーがアイドルすぎる。」などを連載する漫画家・道雪葵(@michiyukiaporo)さん。道雪さんは千葉県出身で、主にコミックエッセイや少年誌などで作品を発表している。

■思わずうなずきたくなるエピソードの数々
Twitterに投稿された作品の中でも、一人暮らしの話題は特に目をひく。思わず「うん、あるある、こんなこと」とうなずきたくなる。

たとえば「響かない作り置き」は、張り切って大量の料理を作り置きをしたりしたものの、いざ食べる段階になると食べたくなくなるという、ちょっぴり残念な「一人暮らしあるある」だ。こまめに料理をする人ほど、思い当たる節もあるのではないだろうか。

投稿作品「地元から引っ越ししてよかったこと」も、実家から離れて暮らしているからこその実感。知り合いに会う可能性がないから、夜中のコンビニへジャージにスッピンでも行けてしまう。「地元から遠い地で暮らしているので、周りに知り合いがいないことに幸せを感じています。気軽にコンビニ行けるのはありがたいです」と道雪さん。

とはいっても、油断は禁物だ。投稿作品「ゴミ出しの朝」について道雪さんは、「慌ててゴミ出しして、朝のボサボサのすっぴんを管理人さんに見られてしまいました」と振り返る。なんとも気まずい瞬間だ。照れ隠しに何かしたくなるのも理解できるが、それがさらに恥の上塗りになるというのもつらい。

■実録だから共感できる
道雪さんがSNSに漫画の投稿をはじめたのは3~4年前のこと。ペンネームの「道雪葵」でアカウントを作ったが、ご本人によれば「載せるものがない」ので、短い漫画を描いて投稿するようになったのがきっかけだそう。

描く作品はすべて実録。なので、登場する女性は道雪さんそのもの。身近に起こったエピソードを、思い出して描いているそう。とはいえ「誰かを批判する内容にならないように気を付けてはいます」とのこと。

基本的に笑える話として描いているが「不審者に会った話」は実録だからこそ、一人暮らしの女性にとって怖いし気持ち悪い。道雪さんも「笑い話として描きましたが、二度と出会いたくないです」というのが本音だ。二度目がないことを祈りたくなる。

ほかにも、故郷で聞こえていた鳥の鳴き声の正体が、意外と身近な鳥だったいう「なぞの鳥の正体」や、体の奥底に眠っていた学生時代が呼び起こされるようなエピソード「架空の登校拒否」など、日常を漫画に描いている。

■歯の矯正にお正月は危険!
そんな道雪さんはマスク生活を生かそうと、昨年暮れから歯の矯正をはじめた。その時の妹との会話を振り返ったのが「歯の矯正始めました」だ。正月が間近だというのに、餅が食べられないことに気づいた時の衝撃。SNSでは「矯正の先輩たちからの『もずくに気をつけて!』や『エノキはやばい』など経験談リプライが面白かったです」と、アドバイスも多数寄せられたそう。

「私VSレタスのデスゲーム」は、道雪さんのお母さんが登場するエピソード。レタスを相手に物騒なタイトルだが、デスゲームの行方については「とりあえず収穫して食べられたので、私の勝ちです」と、勝負あったようだ。

■健康でありつつ漫画を描いていければ
バイト先で「山下さんに似てる」といわれ、「今度3人でお茶しましょう」と謎のお誘いを受けた話は、当時の道雪さんの戸惑いが伝わってくるようだ。最終的には会わずに済んだようで「結局、山下さんは私に似てたのか気になっています」とのこと。そのほか「久しぶりのあの二択をありがとう」や「大物になりそうな子」など、クスっと笑えるエピソードも多数。

これからの活動について尋ねると「今後も健康でありつつ漫画を描いていければいいなと思います」とのこと。ファンに向けては「これからも気まぐれに日常を漫画にしていくので、読んでいただけたらうれしいです」とメッセージを寄せてくれた。何気ない日常に、ふと笑える瞬間が潜んでいることを教えてくれる、道雪さんの作品に今後も期待大だ。

取材・文=鳴川和代

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.