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きょう2日 東海の内陸など猛暑日予想 熱中症対策を 九州は再び激しい雨 大雨も

  • 2023年7月2日
  • tenki.jp

きょう2日は広く晴れて、東海の内陸部などで最高気温35℃以上の猛暑日になる所がありそう。万全な熱中症対策が必要。前線が停滞する九州は局地的に激しい雨。引き続き、大雨に警戒を。

天気回復で厳しい暑さ 熱中症に注意

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きょう2日は、中国、四国から東北南部にかけては天気が回復して、日中は強い日差しが照りつけそうです。沖縄も晴れ間が出るでしょう。東北北部も日差しが届きますが、夜は低気圧や湿った空気の影響で雨の範囲が広がりそうです。北海道は昼頃から次第に雲が増えてきて、所々で雨が降るでしょう。

最高気温は30℃以上の真夏日になる所が多い予想です。名古屋は34℃、東京都心は33℃と、体にこたえる暑さでしょう。岐阜県や長野県など、東海や甲信の内陸部を中心に、35℃以上の猛暑日になる可能性があります。熱中症情報では上から2番目の「厳重警戒」の所が多く、那覇や鹿児島は「危険」となっています。喉が渇く前に水分をとり、エアコンで部屋を涼しくするなど、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

九州と奄美 局地的に大雨

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一方、梅雨前線は九州付近に停滞するでしょう。九州では雨が降りやすく、引き続き、土砂災害などに警戒が必要です。

線状降水帯が発生した奄美地方では、十島村宝島できょう2日午前0時8分までの1時間に90.5ミリの猛烈な雨、小宝島では午前1時55分までの1時間に70.5ミリの非常に激しい雨を観測。また宝島では午前4時10分までの12時間に338.5ミリの雨が降り、統計開始以来1位となるような記録的な大雨になっています。

九州では、きょうの昼頃までは南部を中心に発達した雨雲がかかりますが、夜になると北部で雨の降り方が強まりそうです。あす3日にかけて、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降るでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所もあるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。また落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

予想される24時間降水量(多い所)は、あす3日午前6時までに佐賀県・熊本県・鹿児島県(奄美地方を除く)で120ミリ、大分県70ミリ、奄美地方で100ミリ。その後、あさって4日午前6時にかけては、さらに佐賀県と大分県でおよそ50ミリ、熊本県で100〜150ミリとなっています。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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