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円形のアレンジに最適な葉!これで腕前アップ

  • 2016年4月28日
  • インテリア・グリーン・スタイル

グリーンの中の赤いラインが魅力 プロテア・コルダータ

グリーンの葉に、赤いラインが入るプロテア・コルダータ。
葉だけでなく茎も赤いので、アレンジする時にはこの色を上手に活かすといいでしょう。

この作品では、サンキライやポインセチアを合わせて、赤を強調しています。プロテア・コルダータは、流通する際に葉が折れてしまうことが多いので、傷みのないきれいな形状のものを選びましょう。
葉の表と裏が不規則に見える状態で茎についているのも、特徴です。両面が重なっている部分を強調できるように、余分な葉は間引きましょう。

小さな新芽は水が下がりやすいので、あらかじめカットしておくことも忘れずに。

花材/プロテア・コルダータ、ポインセチア、サンキライ

ポイント

プロテア・コルダータの赤いラインに合わせて、ポインセチア、サンキライをプラス。ポインセチアはゴールドに着色されています。

アレンジメントに動きをプラス ファトスヘデラ

水揚げをきちんとすれば、日保ちするファトスヘデラ。
茎の部分は矯めが効かないので、個々の葉の向きを観察することが大切です。斑の入り方も違うのでしっかり見極めましょう。

最近のアレンジには花をマスで使うものが多いですが、ただ花首で羅列させればよいわけではありません。
羅列しながらも強弱をつけなければ雰囲気のあるアレンジにはならないのです。

この作品のように葉物を強い花のマスの上に配することで動きが出て、デザインが一変。花でつけられなかった動きを葉物が補ってくれます。

花材/ファトスヘデラ、スカビオサ

ポイント

矯めが効かないので、葉も向きを見極めてアレンジすることが大切。斑の入り方もさまざまなので、個々の特徴を活かしましょう。

この作品の葉物をすべて取り除いてしまうと、動きのない単調なアレンジになってしまいます。葉の持つ動きと存在感が花の印象を変えてくれます。

温度差で紅葉する特性を活かして アイビー

とてもポピュラーなアイビー。
ウコギ科とブドウ科のものがあり、種類が豊富なのはウコギ科で、ブドウ科の種類は少ないですが、ヘンリーヅタ、エレンダニカ、カンガルーアイビーなどがあります。

また、ツルの伸び方にも3種類あり、這い上がって伸びていくもの(クライマータイプ)、横に伸びるもの(トレイラータイプ)、そして、直立分岐型のものがあります。アイビーは日中の温度差で紅葉します。

この作品でも紅葉したものを使用してシックなアレンジに仕上げました。水揚げも良く、あらゆる場面で活用できます。

花材/アイビー、アダンの実、チョコレートコスモス、ユーカリ

ポイント

新芽は水が下がりやすいので、あらかじめ取り除いておくとよいでしょう。

大きな花や実などをセンターに配置すると、そのほかの花材で大きな動きを加えても、まとまった印象になります。

切れ目を活かして、個性的に モンステラ

大きな切れ目が入ったモンステラ。
切り葉ではサイズが揃っていることがほとんどなので、鉢物から大小さまざまな葉を切って使うことをおすすめします。

小さめの葉には切れ目が入っていないこともあり、この作品のように切れ目のある大きな葉と組み合わせると、強弱のあるデザインになります。
切れ目のある葉をあえて花の上にあしらって、切れ目の向こうにちらりと花を見せてもおもしろいでしょう。
右葉(右側に傾いている形)と左葉(左側に傾いている形)があるので、向きを見極めることも大切です。

花材/フイリヒメモンステラ、カーネーション、イオノプシス

ポイント

花の間に埋めるように入れて、切れ目のある形状のおもしろさを強調。モンステラならではの個性の活かし方を見つけるのも楽しいものです。

切れ目のない小さめの葉と、切れ目の入った大きな葉を組み合わせて。

arrangement Shinichi Nagatsuka
photo (C) Seibundo-Shinkosha

 

出典元:書籍『葉物フラワーアレンジ講座』

種類も豊富になり、フラワーアレンジや花束になくてはならない素材が「葉物」です。花をひきたてるだけでなく、それ自体の美しさを生かしたワンランク上のフラワーアレンジメントにするためのアイデアやテクニックを紹介。水揚げや管理法、葉物図鑑も収録。葉物を使いこなすための知恵がぎっしりの1冊です。誠文堂新光社刊

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