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健康志向だけじゃない!?もち麦商品がコンビニ、飲食店に広がる意外な理由とは?

  • 2024年4月26日
  • Walkerplus

2017年ごろにダイエット食として注目を浴びたもち麦。そして今、2024年ではもち麦の健康的価値以外の機能も注目され、コンビニや飲食店などでもち麦を使った商品が増えている。もち麦商品が注目されている意外な理由に迫る!

■おにぎりだけじゃないパスタにも!広がる、もち麦商品
コンビニ各社でもち麦を使用したおにぎりが登場しており、カルディや無印良品などのバラエティショップでももち麦を使った商品が販売されている。食品メーカー各社も、もち麦を使用した多彩な商品を展開しており、もち麦製造メーカーはくばく社の「もち麦のポタージュ粥 コーンスープ仕立て」は、“温めなくてもおいしい”新しいおかゆとして「防災食大賞(C)2022」《ローリングストック部門》において最優秀賞を受賞。ローリングストックとして重要な日常的においしく食べられる点が、避難生活時の食事としてもよいと評価された。

■健康志向だけじゃない、コンビニでもち麦が使われている理由
米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも粘りの少ない「うるち性」と、粘りの強い「もち性」がある。もち麦はこの「もち性」の大麦の総称だ。もち麦の国内生産量は増加傾向にあり、2016年の生産量が約270トンだったのに対し、2020年は1万3322トン(※)と、4年間で約50倍になっている。コメ需要が下がる一方で、健康米の需要は1.6倍(2015 vs 2023比)となっており、需要増の影響が大きいと思われる。

コンビニでもち麦商品が広がっている理由は、昨今の健康志向の高まりだけではないという。実は今、もち麦が持つ保水性に注目が集まっている。はくばく社は、冷蔵保管をしたもち麦の保水性の試験を実施。精白米ともち麦を比較したところ、精白米に比べてもち麦は離水しにくいことがわかった。もち麦には水分を保持し続ける効果があり、そのためもち麦入りのごはんは時間がたっても、パサつかず、おいしく食べられるのだ。

■飲食店でも広がる 宅配デリバリーの広がりも追い風に
もち麦は冷めてもおいしく食べられるという点が評価され、飲食店でも採用されるようになってきている。全国に360店舗展開する定食レストラン「やよい軒」では、2019年から白米をもち麦などの国産4種の麦を配合した「もち麦入り金芽ごはん」に変更可能に。2020年からは、もち麦を中心とした国産の穀物5種の配合にリニューアル。よりおいしくもち麦を楽しめるようになった。

はくばく社によると、「最近では宅配デリバリーが広がっている影響から冷めても料理のおいしさを保つことがひとつのポイントになっています。そのような背景もあり、もち麦入りのごはんにすることでごはんをおいしく保つことができる点が評価され、飲食店様からの需要もいただいております」とのこと。コンビニや飲食店からの需要もあり、もち麦のリーディングカンパニーであるはくばく社のもち麦の業務用出荷金額は、2023年4 月~11月で昨対比125.3%を記録し、2021年と比較すると135.4%の伸びを見せている。もち麦の新たな可能性に注目だ!

※農林水産省 農作物検査結果2021年11月もち性大麦品種標準作業手順書より

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