2050年の山歩きはこうなる。大阪万博にカワサキのロボ狼がお目見え

  • 2025年4月8日
  • Gizmodo Japan

2050年の山歩きはこうなる。大阪万博にカワサキのロボ狼がお目見え
Image: Kawasaki

狼王のロボ?

自転車もバイクも自動車も電車も、「乗り物」は車輪やタイヤを転がして走行しますよね。平地だと速度を出して移動ができますが、凹凸が激しい荒れ地では走れません。ロバやウマといった動物に乗ればイケなくはないかも?

大自然を踏破する4脚メカ

バイクでおなじみカワサキが、大阪万博に展示するのはオオカミ型の乗り物「CORLEO」。玩具の「ゾイド」みたいなヴィジュアルですが、バイクのように跨がり体重移動で歩いたり走ったり、跳躍することもできる2050年式を想定したコンセプトモデルです。

展示は、人間が遺伝子レベルで「移動することによって幸せを感じる」ことから、「移動本能」テーマにするとのこと。「CORLEO」に乗れば、遠くへ行くことより高低差の激しいワイルドな土地を本能のまま駆け巡れそうですね。

小型〜中型バイク程度のパワー

動力は150ccの発電用水素エンジンを搭載するとのこと。小型と中型バイクの中間くらいのパワーなら、走ったり飛び跳ねたりもできそうな気がします。水素ならCO2も出しませんし、環境に優しいのも大自然向きですね。

「CORLEO」バイクで培った操縦性と安定性を持つ乗り物で、乗り手の挙動を常に感知し、人馬一体の安心感を実現するのだそうです。後ろ脚は腰部分からスイングアームで上下動し、膝と足首の関節で衝撃を吸収。左右に割れた蹄は滑りにくいラバー製で、衝撃吸収+グリップ力もバッチリです。

Image: Kawasaki

ダッシュボードには水素残量やナビもあってバイクさながら。夜は路面に進行方向を示すマーカーが照射される機能もあります。

ロボット+バイク=オオカミ

きっと地形や障害物を瞬時に判断するセンサー類やAIも載るのでしょう。動画だとかなり揺れますが、実機が出たら乗り心地はどんな感じなのでしょうか?

世に出るまであと25年。例えば山岳救助隊や足腰が弱い人の登山など、実用レベルになったらどこでも行けるようになりますね。

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Source: YouTube (1, 2) , Facebook, Kawasaki via NEW ATLAS, INTERESTING ENGINEERING

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