Photoshopでの肌レタッチが過去のもになる…。
AIを駆使したシンガポール発のフォトレタッチサービス「Evoto」が、CP+2024に出展していました。
レタッチ、すなわち写真の加工といえば今では珍しくもない機能です。Photoshopのような画像編集ソフトだけでなく、スマホ向けアプリでも美肌加工ができるものはいくらでもあります。
そんななかで「Evoto」が得意としているのは、人物の肌加工。実際にどれくらい美しく、なおかつ手軽にレタッチできるのか、お見せしましょう。
例えばこちらの写真。メイクでもフォローしきれなかった、シミやニキビを消したいとします。
昔ながらのやり方だとスポット修復やぼかしツールで何度もクリックが必要でしたが…。
プリセットを選択するだけで加工完了。 向かって右側の頬もなめらかに加工されおり、この手軽さでここまで加工できるのはすごい。
僕がPhotoshop 7.0を使ってた頃はこのレベルの加工で半日以上は使ってたな…。
なんでもかんでも赤ちゃんみたいなツルツルの肌にすれば美しいってわけじゃないんですが、お肌のトラブルを撮影後にフォローできるのは心強いっているプロの方はたくさんいると思います。
この手の一発加工美肌アプリは今でこそ珍しくないものですが、「Evoto」はさらに細かいパラメーター調整で追い込めるのも特徴。滑らかすぎる肌は不自然さが出てきますから、その塩梅をコントロールできるわけですね。
プリセット登録をしておけば、複数枚の写真加工もお任せ。同一照明下での撮影であれば加工のパラメーターはほとんど変わらないでしょうし、本来なら一枚ずつ時間をかけて対応していたレタッチがワンクリックで完了してしまいます。
肌加工以外の機能も充実。これは背景の切り抜き＆置き換えがワンクリックで済んでしまう機能。遊び毛の抜きも自然です。
ベータ版ですが、服のシワを消せる機能も面白かった。実際に試してみたのが以下の写真。
↑がシワ消しをする前で…。
↑がシワ消し加工後。肩や襟の影がわずかに薄くなっています。さり気ないレベルの差だけど、Tシャツのようなちょっとしたシワが目立つ写真の補正には重宝しそう。
「Evoto」は料金体系もユニークで、ソフト自体は無料でDLできます。サブスク料金も無し。その代わり、レタッチした写真を書き出す際に1枚につき10.5円が発生するという仕組みです。
肌のレタッチはなかなか時間がかかる作業ですが、これほど簡単かつ細かくコントロールできるのは驚き。レタッチを試すだけなら、お金がかからないってのもよくできてますね。
Source: Evoto
