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第38回エコ×エネ・カフェ「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」

  • 2021年12月22日
  • 緑のgoo編集部

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2021年11月30日(火)、第38回エコ×エネ・カフェ「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」をオンラインで開催しました。

第38回目の開催となる今回は、大崎クールジェン株式会社前社長で、電源開発株式会社 火力エネルギー部開発室(戦略)部長補佐の相曽健司さんをゲストに迎え、司会進行のBe-Nature School代表森雅浩さんと共に、CO2排出を抑える最新の石炭ガス化複合発電技術から脱炭素社会の実現について考えました。

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(上)
森 雅浩(もり まさひろ)氏
有限会社ビーネイチャー 代表取締役
Be-Nature School 代表

(下)
相曽 健司(あいそ けんじ)氏
電源開発株式会社 火力エネルギー部開発室(戦略)部長補佐

【目次】
 ①:エコロジーとエネルギーの両立する社会を目指して①
 ②:エコロジーとエネルギーの両立する社会を目指して②
 ③:ぺちゃくちゃタイム
 ④:クロージング

エコロジーとエネルギーの両立する社会を目指して

開催にあたり、まずはJ-POWER(電源開発株式会社)の小林庸一さんよりご挨拶をいただきました。

小林さん(以下、小林):
J-POWER(電源開発株式会社)は、戦後復興と経済成長で急速に増えた電力需要に応えるために、国策企業として1952年に設立、2004年に民営化しました。全国に約100の発電所を持ち、日本で消費される電力の約6%を発電している他、海外でも発電事業を展開しています。1998年に策定した企業理念のひとつである「エネルギーと環境の共生」の実現を目指して、2007年から「エコ×エネ体験プロジェクト」を社会貢献活動として展開しています。
「エコ×エネ・カフェ」は私たちの暮らしに欠かすことのできないエコとエネ、双方のバランスがとれた社会について社会人と学生がフラットに話し合う「身近なつながりの場」です。対話を通じて楽しく学ぶことを大切にしているので、今日はぜひ楽しんでください。

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J-POWER(電源開発株式会社)広報部
小林 庸一(こばやし よういち)氏


森さん(以下、森):
始める前に、簡単な意識調査をしたいと思います。

問1:「脱炭素社会ってなんだと思う?」

 1: CO2を一切排出しない社会
 2: 炭素を使った製品を作らない社会
 3: CO2の排出を無かったことにする社会
 4: C02の排出と吸収をバランスする社会

「CO2の排出と吸収をバランスする社会」を選んだ人が約7割、その他の人たちが「CO2を一切排出しない社会」を選びました。

問2「火力発電のイメージは?」

 1: 安価な原料で安定した電気を得られる
 2: 発展途上国にあるもの
 3: CO2を沢山出す悪者
 4: J-POWERのメインビジネス

これは約7割の人が「安価な原料で安定した電気を得られる」、3割の人が「J-POWERのメインビジネス」と回答し、「CO2をたくさん出す悪者」という意見もありました。
これを踏まえ、本題に入る前に、まず小林さんと一緒に基礎知識の確認をします。

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