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地熱発電と地域の幸せな関係とは?~地熱発電と地域活性~
― 第25回エコ×エネ・カフェ(前編)

  • 2017年7月6日
  • 緑のgoo編集部

発電事業者から見た地熱発電


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小西 金平(こにし きんへい)
J-POWER(電源開発株式会社)広報室 社会貢献担当課長


森:お話を聞いていると、桃源郷のようですね。J-POWERも地熱発電に取り組んでいますが、発電事業者から見たらどうなんでしょうか?J-POWER広報室の小西金平さん、その辺について教えてください。
小西さん(以下、小西):すごくいい感じで共存していますね。ぜひ住んでみたいなと思いながら聞いていました。地熱発電は、再生可能エネルギーの中でも利用率が高いのが特徴です。いつもあるわけではない太陽光や風力に比べて安定して使えます。日本は資源がないと言われていますが、地熱は世界第3位のポテンシャルなので、日本にとってありがたいエネルギーです。

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森:J-POWERとしても、地熱発電を積極的に進めているんですね。
小西:ですが、以前、小国という阿蘇の近くに地熱発電所をつくろうとして断念したこともあります。初めてボーリングしてから20年、きちんとした手続きを踏むと同時に、大半の地権者の方から理解をいただいたのですが、最後まで数名の地権者の方の同意が得られませんでした。地熱発電は井戸を1本掘るのに2~3億円かかり、掘ったけれど蒸気が出ないというリスクもあります。
森:関さん、こういうお話を聞いてどうですか。
関:我々は先人から受け継いだものをやっているという感覚です。八幡平市は、地熱発電があったので温泉地ができて栄えたという特殊な例だと思います。

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