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【愛媛県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 ミシュランにも評された新緑の美しさ

  • 2024年3月28日
  • CREA WEB

 日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。

 今回は、愛媛県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!


◆新緑の肱川


新緑の肱川。©beauty_boxイメージマート

 愛媛県南西部、南予に位置する大洲市は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得した肱川河畔が景勝地。

 新緑の季節は、そよ風が心地よく吹き、新緑を水鏡のように映す景色がなんとも美しい。

 併せて訪ねたいのが、茶の湯文化を守るために作られた臥龍山荘。10年あまりの歳月をかけて築造したという山荘は、日本の美が宿る数寄屋建築の傑作となっている。新緑とともに、日本の美しさを堪能したい。

新緑の肱川(しんりょくのひじかわ)

所在地 愛媛県大洲市
https://okaeri-ehime.jp/know/know_garyusanso.html

◆翠波高原


翠波高原。(一社)愛媛県観光物産協会

 金砂湖県立自然公園内にある標高892メートルの翠波峰を中心とした翠波高原。約100ヘクタールの高原は、春になると菜の花で一面を埋め尽くす。

 展望台からは金砂湖や瀬戸内海、さらには四国山地が一望でき、雄大な景色を眺められる。遊歩道や子供広場も整備されているので散策しやすいのも魅力的。

 4月中旬から5月中旬にはワシントン桜の園でソメイヨシノや山桜、八重桜も鑑賞でき、初秋には早咲きコスモスの花で覆い尽されるなど四季折々の花々が織りなす美観を満喫できる。

翠波高原(すいはこうげん)

所在地 愛媛県四国中央市金砂町平野山乙306-1
http://www.shikochu-kankou.jp/自然・花・公園/翠波高原-2/

◆岩城島の積善山の桜


岩城島の積善山の桜。hana_sanpo_michiイメージマート

 岩城島は、上島諸島に属する愛媛県北東部に位置する離島。レモンをはじめ柑橘類の栽培が盛んな島として、「青いレモンの島」と呼ばれている。

 上島町の中央にそびえる標高約370メートルの積善山は、春になると3,000本以上の桜が山を彩る名所となっている。

 山頂までの約4キロにわたって続く桜並木は、毎年保育園卒園や還暦等の記念など、島民の団体による植樹で増え続けている。

 山頂の展望台からは360度の大パノラマが広がり、美しい桜風景とともに瀬戸内海や中国、四国を見渡す絶景を楽しめる。

岩城島の積善山の桜(いわぎじまのせきぜんざんのさくら)

所在地 愛媛県越智郡上島町
https://www.kamijima.info/info/sekizenzan-sanzenbonzakura/

◆桜鯛を使った鯛めし


松山の鯛めし。kriverイメージマート

宇和島の鯛めし。kamadonイメージマート

 鯛の生産量日本一を誇る愛媛県。鯛料理が豊富で県の魚にも指定され親しまれている。

 鯛は、5月の産卵にむけて脂がのった3〜4月が旬。体が桜色に染まることから「桜鯛」と呼ばれている。

 さまざまな鯛料理があるが、愛媛県を代表するグルメとして食べて欲しいのは「鯛めし」。松山の「鯛めし」は土鍋や釜に鯛一匹を丸ごと入れて炊き込んだ郷土料理。これに対して宇和島の「鯛めし」は、刺身にした鯛を特製のタレにつけ込み、ご飯の上からかけて一緒に食べる漁師めし。地方によって異なる郷土の味が楽しめる鯛料理がユニーク。

 鯛を使ったお土産もさまざま。誰に贈っても喜ばれるものばかりだ。

愛媛の鯛(えひめのたい)

https://www.iyokannet.jp/feature/tai/top

◆遊子水荷浦の段畑


遊子水荷浦の段畑。

 宇和海遊子水荷浦の段畑は、宇和海に突き出した岬の斜面に広がる、石垣で造られた階段状の壮大な景観で知られる。陽当たりのよさと石垣の温熱効果で作物がよく育つといわれる、人々の知恵によって造られた畑だ。

 頂上は海抜80メートルにもなり、30度を超える傾斜地を下から見上げると、まるで天に上る階段のよう。段畑と宇和海の景観は美しく、まさに絶景。

遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)

所在地 愛媛県宇和島市遊子水荷浦
http://www.danbata.jp/whats.html

◆わらマンモス


わらマンモス。

 西予市宇和町の伊予石城駅から歩くこと約3分、田んぼの中に突如出現する、藁でできたマンモスの家族が「わらマンモス」。愛らしいつぶらな瞳がなんともキュート。

 このアート作品は平成23年にれんげまつりを盛り上げようと東京の武蔵野美術大学と地元有志が協力して制作したのが始まり。

 地元住民が協力しあって、毎年3月から4月にマンモスの藁を張り替える作業を行う。毎年、4月29日のれんげまつりの時期には、多くの人が訪れる春の宇和町の名所となっている。

わらマンモス

所在地 愛媛県西予市宇和町岩木
https://seiyojikan.jp/spot/わらマンモス/

◆開山公園の桜


開山公園の桜。

 開山公園は、伯方島の開山山頂付近に位置し、豊かな自然や多島美を望める風光明媚な公園。

 頂上にある展望台からは、伯方・大島大橋、大三島橋、多々羅大橋が一望でき、瀬戸内海の美観を楽しめる。

 桜の名所として知られ、春になればソメイヨシノを始めとした約1,000本の桜が爛漫と咲き誇り、山全体が淡い花霞に包まれる。

開山公園の桜(ひらきやまこうえんのさくら)

所在地 愛媛県今治市伯方町伊方
https://www.oideya.gr.jp/imatan/cycling/hiraikiyama/

◆石畳東のしだれ桜


石畳東のしだれ桜。

 石畳地区にある、高さ8メートル、東西に約15メートルもの枝を伸ばす、樹齢350年を超える一本桜。堂々としていて咲き乱れた花がこぼれ落ちているかのような妖艶な姿にファンが多い魅惑的な桜の木でもある。その美しさを一目見ようと、多くの人が足を運ぶ。

 天災により朽ち果てようとしているところ、地域の方々の手厚い保護を受け、今でも春になると見事な花を咲かせる。

石畳東のしだれ桜(いしだたみひがしのしだれざくら)

所在地 愛媛県喜多郡内子町石畳4320
https://www.we-love-uchiko.jp/spot_suburbs/spot_k7/

◆冨士山公園のつつじ


冨士山公園のつつじ。

 富士山に形が似ていることから名付けられた大洲盆地にそびえる冨士山。その大洲盆地の中央にある冨士山公園は西日本有数のつつじ園として、毎年シーズンになると多くの人が訪れる。

 ゴールデンウィークには6万3,000本のつつじが咲き、冨士山の山頂がピンク色に染め上げられる。冨士山公園内には、展望台のほか、トリムコースやちびっ子広場もあるので、子供連れでも楽しめる。

冨士山公園のつつじ(とみすやまこうえんのつつじ)

所在地 愛媛県大洲市柚木
http://www.oozukankou.jp/kantai-o3.html

◆七折梅園


七折梅園。

 七折梅園は、砥部町七折地区に広がる梅園。七折地区の小梅は品質がよく、かつては「青いダイヤ」と称されていたのだとか。

 春になると約30種、1万6,000本もの淡い梅の花が山全体を覆うように彩り、春ならではの見事な景色を楽しめる。梅の見頃は3月上旬。周辺からは鶯の鳴き声が響き渡り、春の息吹を感じることができる。

七折梅園(ななおればいえん)

所在地 愛媛県伊予郡砥部町七折109
https://www.iyokannet.jp/spot/4481

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=桐生奈奈子

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