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茶師監修の日本茶と甘味でほっとひと息、有馬温泉の名旅館が手がける「猪名野茶房」

  • 2022年1月30日
  • ことりっぷ


神戸電鉄有馬温泉駅から歩いて5分の場所にある「猪名野茶房(いなのさぼう)」。日本茶鑑定士最高位が厳選した日本茶と手作りの和菓子が楽しめる上質なカフェです。名物はオーダーが入ってから練り上げる、作りたてのわらび餅。挽きたての香り高い抹茶を使ったぜんざいなど、こだわりの甘味に心がときめきます。有馬温泉の散策のひと休みにぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
有馬温泉を代表する名旅館のひとつ「中の坊瑞苑(ずいえん)」が手がける人気カフェ「猪名野茶房」。「中の坊瑞苑」の宿泊者以外も利用できるカフェで、飲食店やおみやげ店が並び、多くの人が行き交う太閤通りに暖簾をかまえています。
店内は大通り沿いとは思えない落ち着いた雰囲気が漂い、散策のひと休みにぴったり。ゆったり配されたテーブル席で、時間を忘れてのんびりくつろげます。気候の良い時期は、庭園を望むテラス席もおすすめ。春は桜や新緑、秋は紅葉など、四季の移ろいを感じながら和みのひと時が過ごせます。
「猪名野茶房」では、全国で15人しかいない「茶師十段」を取得した兵庫県の茶師・酢田恭行氏が監修した日本茶と、素材にこだわった和菓子が味わえます。茶葉は京都・宇治産を中心に厳選。オープンキッチンのカウンターには茶釜や石臼などがあり、抹茶はこの石臼で挽いています。店内にふわりと広がるお茶の芳ばしい香りにも、ほっと落ち着きます。
店奥の工房で手づくりされる和菓子と日本茶のセットに並んで人気なのが「本生わらび餅」。粘りが強い本わらび粉を使い、オーダーを受けてから練り上げる本格的な甘味です。作りたてのわらび餅は、ぷるぷるでなめらかな食感。口の中で和三盆の甘みがほんのり広がります。お好みできな粉や和三盆の蜜をかけていただきましょう。
セットはほうじ茶付きで、+550円で煎茶または抹茶に変更可能。厳選された茶葉で淹れるお茶と一緒に堪能するのもおすすめです。
日本茶にこだわる「猪名野茶房」で、ぜひ味わってほしいメニューのひとつが抹茶です。店内の石臼で挽いたばかりの新鮮な抹茶は香り高く、きめ細やか。本生わらび餅やぜんざいなどの甘味にも使われています。秋冬のおすすめは「餅入抹茶ぜんざい」。ふくよかな抹茶の香りや、ていねいに炊き上げた大納言小豆の上品な甘みがたまりません。
ほかにも11:30〜14:30限定で、ごまダレで和えた鯛に、かつおと昆布のだしをかけていただく「潮馨る鯛茶漬け」1320円や、「国産鰻茶漬け」1480円などの軽めの食事も用意。ランチをいただくなら、茶房の上階にある和食レストラン「旬彩 猪名野」もおすすめです。
「猪名野茶房」のすぐ隣の階段を上ると、和食レストラン「旬彩 猪名野」があります。こちらも「中の坊瑞苑」が営む店で、地元の特産品や旬の食材をふんだんに使った膳や会席などを用意。名旅館の味を気軽に味わえると評判です。
一番人気は兵庫が誇るブランド牛・神戸牛のすき鍋膳。とろけるようなやわらかな食感と口いっぱいに広がる肉の旨みや甘みに驚かされます。ランチは、季節のおすすめ弁当3300円や、兵庫県小野市産の小麦「ふくほのか」を使ったうどんのお膳1760円などもあり、幅広い客層でにぎわいます。
また、「中の坊瑞苑」では毎年将棋のタイトル戦が行われており、その際の「勝負飯」を「旬菜 猪名野」が手がけています。有名棋士が食べた料理や膳が注目を集めることもあり、遠方からわざわざ訪れるファンも多いそうですよ。
「猪名野茶房」も「旬菜 猪名野」も有馬温泉街の中心部にあり、ふらりと立ち寄りやすいのも魅力です。食べ歩きとはまた異なる、上質でおいしい時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

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