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さわやかな那須高原へ。1泊2日でかわいい動物や自然に癒される旅プラン

  • 2021年7月2日
  • ことりっぷ


東京から新幹線で約1時間半、のんびり在来線で行くなら約3時間。都心からのアクセスもよく、大自然に包まれた栃木県・那須は、観光牧場や動物園が多く、さまざまな生き物たちと触れ合うことができます。今回は、新しい那須の魅力に出会える素敵な旅プランをお届けします。鮮やかな緑が美しい草花を楽しめるホテル、愛らしい動物たち、心ときめくアートやスイーツ。思わずパチリと写真を撮りたくなる、特別な出会いが待っています。
「那須アルパカ牧場」は雄大な那須岳のふもとにあります。アルパカは、南米アンデス地方の標高3000m以上の高地に生息するラクダ科の草食動物。夏でも涼しい那須高原は、アルパカたちが暮らすのに適した環境なのだそう。広大な敷地を散策しながら、のびやかに暮らすアルパカたちを見学できます。
飼育数は約230頭。長いまつげとつぶらな瞳が特徴で、キュッと上がり気味の口角はまるで笑っているかのよう。性格は「シャイなのに好奇心旺盛」で、じっと眺めていると向こうから近寄ってきてくれる子も多く、すぐ間近でキュートなアルパカスマイルを見ることができますよ。
かわいいアルパカたちに癒されたら、次はお昼ごはんをいただきに。
那須のメインストリートに面した「Cafe facile」 は、温かみのある木の内装が魅力の一軒家カフェ。ここでは、地元の野菜や栃木県産ヤシオポークなど、地産地消の食材にこだわったオリジナリティあふれる料理を味わうことができます。
国産牛を使った人気のハンバーグは、那須にある手造り味噌と地酒のお店「蔵楽(くらら)」の米麹甘味噌で仕上げたコクのあるソースが自慢。ハンバーグが見えないほどたっぷりのった付け合わせのグリル野菜は、そのまま食べてもおいしいですが、ソースに絡めると一層味わい深くなります。
観光客でにぎわう那須の中心エリアから少し離れた森の中。周囲の緑に溶け込むように世界中を魅了するアーティスト・奈良美智(ならよしとも)さんのギャラリー「N‘s YARD」は建っています。ここは、「作品をより身近に感じてもらえる場所を設けたい」という思いからオープンした、奈良美智さんの私設アートギャラリー。
館内には奈良さん制作の絵画やドローイング、彫刻などさまざまな作品に加え、奈良さんがコレクションしている現代作家のアートも展示されています。奈良さんの世界観に包まれながら、アートに触れるひと時をすごしませんか?
アートを満喫した後は、今、那須でひそかに人気を集めている小さな専門店をご紹介します。
「Kotje Le Chocolat」は、森の中にひっそりとたたずむチョコレート専門店。探していなければたどり着くのが難しい、街道から1本入った細い道沿いにありますが、ここを目指してわざわざ訪れる人が後を絶ちません。その秘密は、Bean to barのチョコレート。ベトナムの農家さんから直接仕入れる厳選カカオ豆を併設の工房で自家焙煎し、時間をかけて丁寧に作り上げています。
そのおいしさをもっともシンプルに味わえるのがタブレットをはじめ、テイクアウトドリンクやおみやげやギフトにぴったりなボンボンショコラなどを購入できます♪
魅力的な宿・ホテルが数多くある那須で、ぜひ宿泊してみたいのが2020年秋に誕生した「アートビオトープ那須」の「スイートヴィラ」。世界的な建築家の坂 茂氏が設計を担当した、完全独立型の宿泊棟です。傾斜した土地の形状を生かした開放的な空間構成が魅力で、リビングと一体化したテラスからは那須の自然を楽しめますよ。
アートが飾られた客室には、香り高い国産木材をふんだんに使用。テラスの横に配されたバスルームは仕切りを開け放てば半露天になり、外の緑や星を眺めながらゆったり浸かることができます。
2日目のスタートは、「アートビオトープ那須」内にある「水庭」へ。コナラやイヌシデなど318本の落葉樹と、大小160のビオトープ(池)で彩られたボタニカルガーデンです。
天然の森林のように見えますが、実はもともとこの地にあった樹木や水、苔を生かし、建築家の石上純也氏が新たにデザインしたものだというからびっくり。季節や時間の経過とともに姿を変えていく、生きたアート空間なんです。
リズミカルに配された飛び石に導かれ、迷路のような森の中を歩いてみましょう。奥へ奥へと歩くに連れて、木も池もスケールが大きくなり、自然と開放的な気分になっていきます。
樹木はどこから見ても重ならないように計算されており、奥行きのある景観が気持ちいい。水庭内のところどころに置かれた大きな石に腰掛けて、じっくり景色を眺めてみましょう。きらきら揺れる水面、風に揺れる葉音、若草の香り。五感のすべてを使って自然の息吹を感じることができますよ。
自然の美しさを堪能したあとは、おみやげを探しに。那須高原の緑の中にひっそりとたたずむ「WHITE NOTE」は、日々の暮らしを豊かにしてくれる国内外の生活道具を扱うお店です。
お店に並ぶのは、暮らしに寄り添ってくれる飽きのこない定番品ばかり。色とりどりの器やキッチン雑貨、毎日のルーティンを楽しくしてくれそうなお掃除グッズを中心に、洋服やアクセサリーもセレクトされています。時間を忘れて、自分だけのお気に入りを探しましょう。
「バターのいとこ」は、独特の食感と絶妙なネーミングで那須のおみやげ界の一躍スターとなったスイーツのこと。同じ名が付けられた複合施設GOOD NEWSの一角にあるカフェでは、できたての「バターのいとこ」を味わえるほか、おみやげとして購入することも可能です。
「バターのいとこ」で使われているのは、バター作りの過程で大量に生まれる無脂肪乳。地元の牧場の無脂肪乳を原料にミルク感たっぷりのジャムを仕上げ、バターの香り豊かなゴーフル生地でサンドしています。ふわっとしたゴーフル生地の噛み心地と、シャリッ、とろっとしたミルクジャムの食感が気持ちよく、食べ応えも十分。
ショップの奥に広がるカフェスペースは、バターの甘い香りがふわり。両サイドの窓に面して席が設けられており、どこを選んでも外の眺めを楽しめます。造りつけの木のテーブルやベンチがしつらえられたおしゃれな空間で、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
カフェに来たらぜひ味わいたいのは、温めたドーナツに無脂肪乳のアイスと生クリームをのせた名物スイーツ「ふふふドーナツ」。オリーブオイルと岩塩がトッピングされており、ちょっぴり大人な味わいが魅力です。
時間に余裕があれば、車に乗って那須高原の「森林ノ牧場」へ。リゾート地として名高い栃木県・那須は、全国でも有数の酪農地帯。おいしい乳製品の宝庫です。「森林ノ牧場」は、その名の通り豊かな森林の中にあり、森を活かした酪農を行なう牧場。
飼育しているのは、日本にたった0.7%しかいないという希少なジャージー牛。濃厚でコクのある生乳がとれるといいます。そのミルクから分離した生クリームを一晩じっくり乳酸菌で発酵させることで、生み出されるのが牧場自慢のクラフトバターです。
「多くの人に放牧風景を見てほしい」という山川さんの思いから、牧場は基本的に自由入場制で入場料などもありません。ピクニック気分で訪れるもよし、併設のカフェで乳製品を使ったスイーツを味わうもよし。せわしない日常を忘れ、ここに暮らす牛たちと同じようにリラックスして過ごしませんか。

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