9月23日〜10月23日生まれ
Doubt is the origin of wisdom.
「疑いは知の始まりである」
風薫る5月。人々の心も開放的になります。そんなムードに水を差すようなメッセージかも知れませんが、この格言は、フランスの哲学者デカルトの言行録から見つけました。
争い事を好まない天秤座は、ときとして“右へならえ”の同調圧力に負けてしまいがち。世の中のムードや風潮を、徹底的に疑ってかかることで、物事を深く知ることができる時期です。
平たく言うと何事も自分でしっかり考えよう、ということかも知れません。大勢の人が深く考えずに同調していることを「ちょっと待って! それって本当なのかな?」と疑うことで、知の扉が開きます。
GW後は金欠病に陥る人も。誘われるままに外食を続けると確実に出費オーバーに。カードの使い過ぎにも気をつけましょう。
仕事では一つのテーマを徹底的に調べてみると、実りが多い時期。そして本当に大切な人以外とは、安易につき合わないほうが余計な出費も抑えられます。一人で過ごす時間を増やし、探偵目線で物事を深く調べると大きな発見も。
また今月、心に留めておきたいのは、「自分はこの分野に強い!」というものを見つけること。得意分野や専門分野を持つと仕事の可能性も広がります。ただし5月下旬までは自分の器を満たすことに終始して、変化を求めないように。
下旬から月末にかけて、「もしやこれは恋!?」と感じる相手に出会う人も。旅行運も好調になるので、縁結びにご利益のある神社などに出かけるのも吉。
月が導くあなたのターニングポイント
月が天の天秤座を運行するのは5月8日夕方〜5月11日早朝まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。
岡本翔子(おかもと しょうこ)
心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。
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文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE