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カメラを持って出かけたい♪ 歴史的な古民家が集まる「川崎市立日本民家園」

  • 2021年7月9日
  • ことりっぷ


神奈川県川崎市にある「日本民家園」は、日本を代表する古民家の野外博物館のひとつ。自然豊かな生田緑地の中に、全国から移築した25棟の古民家を保存展示しています。緑あふれる敷地内には昔ながらの日本の原風景が広がり、まるでタイムスリップしたような気分に。園内にはお蕎麦屋さんやお団子屋さん、藍染め体験ができる施設もあり、生田緑地の散策と合わせて、1日のんびり過ごすことができますよ。
小田急線向ヶ丘遊園駅南口から歩いて13分ほどの場所にある「川崎市立日本民家園」。各地から姿を消しつつある古民家を残すことを目的に、1967(昭和42)年に開園しました。
北は山形県、南は鹿児島県など全国から集められた古民家は、どれも200~300年前に建てられたものを中心に歴史ある貴重なものばかり。全25棟のうち7棟が国の重要文化財に指定されています。
園内は「宿場」「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」の5つのエリアに分けられていて、地域や年代による建物の特徴を比較しながら見学できるように構成されています。
敷地内は約3万平方メートルと広いので、早足で巡っても所要時間は1時間ほど。ゆっくり見て回りたい人は2時間以上はみておいた方がよさそうです。
合掌作りの古民家や歌舞伎舞台、水車小屋や船頭小屋など、ここに展示されている建物はすべて、昔の人が実際に使っていたものを解体して移築しています。
建物の内部には、現地で使われていた農具や生活道具なども展示されていて、昔の人々の暮らしぶりに思いを馳せることができます。時々、ボランティアさんが古民家の囲炉裏に火を入れていますが、その煙が建物を湿気や虫害から守ってくれるのだそうです。
それぞれの古民家には、建物の特徴やそこに住んでいた家族の暮らしぶりなどを解説した案内板がありますが、事前に民家園の音声ガイドアプリをダウンロードしておけば、自分のスマートフォンを使って説明を聞くことができるので便利ですよ。
民家園の西門にあたる「伝統工芸館」では、伝統的な藍染めを手軽に体験することができます。ハンカチやバンダナ、トートバッグなら、所要時間は1時間~1時間30分。費用は700円から1200円とリーズナブルなのもうれしいですね♪
Tシャツなど、染めたいものを持参してもOK。その場合は持ち込み料500円と生地の重量に応じた染め代がかかります。色あせて着なくなってしまったシャツやストールなどを染めたら、ステキにリメイクできそう。藍染め体験は事前の予約が必要です。ウェブサイトで詳細を確認してくださいね。
園内を歩いてお腹が空いたら、古民家を利用したそば処「白川郷」でおいしいお蕎麦を食べましょう。そば処は大きな合掌造りの山下家住宅の1階。 国産の良質な蕎麦粉と山梨県忍野村の湧き水を使って自家製麺している蕎麦は、のど越しが抜群です。
また園内にある団子の売店「三吉野」のお団子も小腹を満たすのに打ってつけ。古民家をかたどった「民家園もなか」はおみやげに最適です。
日本民家園の本館入口にはおみやげコーナーがあり、ポストカードや藍染め製品などの民家園オリジナルグッズを販売しています。
園内で活動を行っている民具製作技術保存会が作る竹かごやわら細工のほか、民家園スタッフが手作りしている小さな水引のアクセサリーも人気があるそうですよ。
民家園がある生田緑地には、他にも岡本太郎美術館やプラネタリウムなどもあり、見どころ満載。カメラを持って行って生田緑地の自然風景や民家園の中を撮影したり、ランチを持参して広い芝生でピクニックするのも楽しそう♪
どこか遠くを旅しているような気分にも浸れる民家園は、近場のおでかけスポットとしておすすめの場所です。

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