昆虫研究者の工藤誠也さんからチョウごよみ365日という本を頂いた。
1日1ページという構成で、384ページもある分厚い本だ。
4月1日のヒメギフチョウからはじまる。読み進んでいくと秋まではその季節に見られる蝶や幼虫などで構成されている。各蝶にタイトルが付けられ、ウラキンシミの幼虫のページではパラシュートというぐあいだ。写真は小学生時代から撮り続けている工藤さんだから表紙のようにボケの美しい写真もあるし、超広角の写真などバラエティーに富んでいて、好感が持てる。
各解説は120字ほどで、短いが良い文章だ。解説の場合もあるし、エッセイ的な文の時もある。
チョウごよみ365日というので、冬はどうするのかなと思ったら、11月17日から3月12日までは熱帯アジアのチョウが主に紹介されている。これは冬があり、しかも著者は雪が多い弘前在住だから致し方がないことだ。
ぼくの小諸日記が冬は海外の話題が多いのと同じだ。
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