サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」

写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」
2023年04月10日

今日は13日から新宿のOMシステムギャラリーで開催の写真展、「マクロレンズで撮る昆虫世界」の飾り付けだ。
昨年1年間は、OM1にマクロレンズだけを使って撮影を試みた。昆虫写真家になって50年以上、つい10年ほど前までは昆虫のアップは全てマクロレンズで撮影していた。ズームレンズの性能が上がり、超望遠ズームで撮ることが多くなっていたが、昨年は心機一転して、マクロレンズだけで撮ろうと決意した。折しも、夏から90mmマクロの試作品を使うことができ、やはり昆虫はマクロだなと再認識した。ズームだと、遠くから、たくさんシャッターを押してしまう。虫との距離も離れているので、撮りやすいが、安易になる。 マクロレンズは、焦点距離が決まっているので、自分が動いて、虫に近づかねばならない。レンズ前、数センチまで迫って撮るので、虫たちのつぶやきが聞こえてくるようだ。虫と気持ちを通じ合わせることで、緊張感も生まれる。昆虫写真の醍醐味は実はそこにある。 今回は90mmマクロレンズの作品を中心に、60mmマクロでの作品も取り混ぜて、約50点の作品を展示する。全て2022年の撮影だ。海野和男の昆虫世界を堪能して頂ければと思う。
と言うのが趣旨だが、選んだ作品を見直すと、あまりぼくらしくなく、違和感も感じた。ぼくの写真の特徴は広角レンズによる作品で、今回はそれがないことが原因だ。けれど、マクロだけで写真展をやると決心したのだから、今更、変えるわけにも行かない。やや自信が持てない写真展になるが、それも、またよしとしよう。

関連タグ
イベント
OM-1
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。