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海野和男のデジタル昆虫記

悩んだすえに

悩んだすえに
2022年06月16日

 1ヶ月ほど前からから、庭でオオスズメバチの女王を見かけていた。1昨年、越冬から覚めたオオスズメバチを撮影、見逃してやった。ところが秋にその子供と思われるたくさんのオオスズメバチが花壇に現れ、チョウをさらっていった。今年は、ちょっとやばいことに、どうも庭の林に巣を作った感じなのだ。そこで見たら捕ると決めていた。数日前にバナナをおいたらやってきた。一回で捕れなかったが、ホバリングして、こちらを脅しに来たので捕まえた。
いまの季節、子どもたちは大きく育っているはずだ。このスズメバチを殺したら、子どもたちはどうなるか。
 悩んだ末に、ちょっと考えることにして瓶に入れた。殺すのはいやだなと思ったが、何と翌朝見たら死んでいた。窒息したのだろうか。普通、1日以内に瓶の中で虫は死なない。大きいので酸素を多く必要とするのだろう。大きさは5cmあった。それで深度合成で顔の写真を撮った。

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