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海野和男のデジタル昆虫記

人生で一番忙しい時間

人生で一番忙しい時間
2022年06月14日

このところ、日の出と共に起きて、雨がふっていなければ庭仕事。雨が降っていればデスクワーク。
朝食を作って食べて、撮影かデスクワーク。デスクワークでは、毎日古い動画を見直したり、その日に撮った動画の編集を、1日1~2本。小諸日記を同じく1〜2本。小諸日記は23年間、毎日更新を続けているので、前もって1本は作っておき、その日に撮った写真でもう1本アップすることが多い。これだけで2時間はかかる。特に動画の編集は時間がかかるが、昔はできなかったことだから楽しい。2004年以前にSDで大量の動画を撮った。それで仕事もしたが、使った動画というのはありきたりのもので、それ以外の動画の方が、意味があるものが多いと思うが、それらは未発表のまま眠っている。まだ見てもいないし、多分、見ることもないかもしれない。いまやっているのはHDになった初期の動画だ。
昼食を作って食べて(最も多くは冷凍のソバなどだが)、午後の仕事も天気次第で、撮影かデスクワーク、庭仕事もして、終わると7時過ぎだ(日が長くなってきたので)。夕食を作って(おとといはスズキのムニエル、昨日は小鮎がとても安かったので、フライパンで蒸し焼き)、食べて、酒を飲んで1日が終わる、インターネットは、その間に時々する。
そんな訳で、1日の労働時間は家事も入れれば、14時間ぐらいになる。特にこのところは小諸高原美術館2022展示作品の製作などもあり、まったく時間が無い。こんなに働きづくめのことは、人生で初めてだと思う、生き急いでいる気もするが、今まとめている動画は2006〜7年のものだ。それから15年。今から15年後は90歳になるということを考えると、今しかないのである。好きなことをやっているので、ストレスは全くないが、そのほとんどはお金になるものではない。お金のかかる生活スタイルになっているので、その点は辛いところもある。
昔は働けば、それはほぼお金に繋がった、創作活動は稼ぎながらやるというスタンスだった。今の方が幸せか、昔の方が幸せだったかはわからない、そうはいっても昔も、いやいや仕事をしていえたわけではないし、稼ぐというのが、自分の存在価値に繋がったのである。
老人になって、やることがない人は気の毒である。写真を趣味にしている老人は、ある意味幸せであると思う。デジタルとインターネットで、お金をあまりかけなくても発表の場があるのだから・・・
そうした老人と、ぼくがどこが違うのかと言えば、それほどは違わない、けれどぼくの場合は全てがお金になろうがなるまいが、自分の仕事である、52年間続けてきた仕事と言うところは、多分違うのだと言い聞かせるのである。

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