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海野和男のデジタル昆虫記

日本動物行動学会日高賞を頂きました

日本動物行動学会日高賞を頂きました
2021年08月16日

このたび、大変嬉しい賞を頂くことになりました。
日本動物行動学会の日高賞です。動物行動学の普及など社会との橋渡しにおける顕著な業績に対して与えられる賞とのことで、今までに上田恵介さんや長谷川真理子さんなど5名が賞をとられていて、6人目となりました。
日高賞はぼくの師匠でもある日高敏隆さんが動物行動学の発展に果たした役割を記念して名付けられた賞です。それ故に、ぼくにとって、最も嬉しい賞となりました。
ぼくは大学卒業以来、昆虫写真家を名乗っていて、企業は勿論、研究機関や大学に所属したことは一度もありません。この賞というか、学問の世界では異例なことと思います。それ故、ぼくがもらってよいのだろうかという戸惑いもあります。ただ、昆虫の行動が面白いので、それを伝えたいという気持ちは人一倍あるつもりです。
元々写真家になったのはアマチュアと学者をつなぐような仕事をしたいと思ったからです。しかしそのうちに、一般の人、特に子どもたちと実際の自然や昆虫をつなぐ仕事をしたいと思うようになったのです。ぼくのそういった仕事を評価して頂けたわけと思うので、ことさら嬉しいわけです。
ぼくが写真家になるといった時に、日高さんに写真家も学者も社会と関わりを持つことが大切だと言われたのが、ついこの間のことのように思います。
授賞式は9月23日ですが、コロナで、WEBでの講演となるので、そのビデオを作らなければなりません。今回は写真や動画はごく少なめにして、日高さんとの想い出や、生き方などを語りたいと思っています。
写真は39か40才頃の日高敏隆先生です。

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