ようやくハルジオンの花が咲きはじめた。ハルジオンはチョウをよく呼ぶ花だ。早速ツバメシジミがやってきた(下)。ハルジオンは北米原産雑草であるが、美しい花を咲かせ、チョウに好まれる。もともとは園芸植物として渡来したと言われている。
エリゲロンという植物が売っていた。Erigeronとは植物の属名で、ムカシヨモギ属のこと。アスターに近い仲間だ。ハルジオンやヒメジョオンもErigeron属だ。オオアレチノギク、ヒメムカシヨモギなどの嫌われ者も同属だ。
宿根草として売っていたのは、ベニシジミが来ている写真のErigeronの他、夏に花を咲かせるErigeron Rosa Juwelなどだ。Erigeron Rosa Juwelは昨年1株植えたが、昨年は咲かなかったが、今年は新芽が伸び始めた。このような宿根草の多くは外来のもので、花が大きく美しいものが改良されたりして世界に普及した。多くは生命力がそれほど強くなく、逃げ出すことは少ないが、中には繁殖力が強く、問題とされる植物も含まれる。(ハルジオンもその一つだったろう)
ベニシジミが来ている花はErigeron karvinskianus。ゲンペイコギクとかペラペラヨメナという和名がある。観賞用に渡来し、関東以西では石垣などに自生し、問題にされることもあるという。
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