もう2週間も前の撮影で、戸隠でクモマツマキチョウのオスに出会った。すぐに載せようと思ったけれど、控えていた。採集者が来るといけないと思ったからだ。戸隠ではもうシーズンは終わったと思うので載せることにした。クモマツマキチョウは長野県では採集は禁止されているが、密漁は後を絶たないと思う。
この日出会ったカメラを持った若者2人はいずれも「生きもの写真リトルリーグ」で賞をとっている人だった。これは嬉しいことである。第1回目の最優秀者はもう信大生だった。若い時はあっというまに成長する。
戸隠も、毎年のように行っているが、前に写真を撮ったのはずいぶん前の2014年のことで、最近は個体数はとても少ない。チョウを愛でるのは標本でなく、生きている姿を愛でたいと思う。
ヤマトスジグロシロチョウのオスが多く、クモマツマキのオスを追いかける。クモマツマキチョウのオスもヤマトスジグロのオスを、自分のメスと思っているようで、お互い10分近くも2匹で飛翔していたのには驚いた。クモマツマキチョウのメスは飛んでいるとヤマトスジグロとよく似ているが、オスはオレンジ色の大きな班があるから間違えるはずはないと思うが、恐らくはヤマトスジグロシロチョウの色覚は我々とは異なり、オレンジ色は見えないのだと思う。クモマツマキチョウ、オスの飛翔動画をアップしました
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.