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海野和男のデジタル昆虫記

ミドリヒョウモンの配偶行動

ミドリヒョウモンの配偶行動
2020年09月08日

ミドリヒョウモンは今が求愛の季節だ。昔、学生時代のゼミでドイツの行動学者マグヌスのミドリヒョウモンの求愛を学んだことがある。
ミドリヒョウモンのオスは,翅の表のオレンジ色と裏面の暗色部が交互に見える羽ばたきに誘引されるという。模様や形は重要でないというものだ。実際より大きいモデルにより強く誘引されると言うのが面白かった。看板に美女が描かれていれば、実物より小さいより、大きい方が魅力的に見えるのと同じようなものだ。
 ぼくも羽ばたきモデルをつくって確かめたことがある。ミドリヒョウモンのメスの翅表は、光線の当たり具合により暗緑色に輝く構造色がある。ミドリヒョウモンのオスは,他のヒョウモンより、近似種に引かれることが少ないように思うが、この構造色が目印になっている可能性もあるかもしれない。そうだとするとオレンジ色と裏面の暗色部のフラッシュ効果ではなく、構造色が翅の羽ばたきによって、チラチラと見えるフラッシュ効果かもしれない

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