4月に入ると日ごとに日の光が強くなり、昼の時間も長くなってくる。茶色だった地面も少しづつ緑色に変わっていく。中旬になれば、日当たりのよい広場にタンポポが黄色い花を一面に咲かせる。タンポポの花は日の光が好きだ。天気の悪い日や夕方には花を閉じてしまう。花を開いたり閉じたりというのは、霜から身を守る春の花の知恵だ。
同じように太陽の光が大好きなチョウがいる。タンポポと同じように黄色いキアゲハだ。日当たりの良い広場を飛び回って、仲間を探す。タンポポの花にとてもよく似合うチョウだ。この季節は気温が低い曇った日にはキアゲハも姿を見せない。珍しいチョウではなく、北半球の温帯に広く分布しているキアゲハだが、春に出るものは黄色が鮮やかで、とても美しい。特に信州のキアゲハが美しいと思うのは、ぼくのひいきなのだろうか。
2007年に収録したNHKでファーブル昆虫記が再放送なります。2本で各90分です1本目は終了しました
ぼくは日本の昆虫の撮影と出演を担当しました。日本の舞台は小諸です。昨年も放映され評判が良かったようです。是非ご覧下さい。
BSプレミアムカフェ ハイビジョン特集 ファーブル昆虫記 南仏・愛(いと)しき小宇宙
カリバチとヤママユ
2020年4月27日(月)午前9:00〜
2020年4月28日(火)午前0:45〜(深夜リピート放送)
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