最初の頃は小諸の冬は寒いだけでいやだなあと思っていたが、ある時に淺間山麓で霧氷を見て、こんなに美しい冬の景色もあるのだと感激した。それからは12月の楽しみは霧氷を見ることになった。小諸に来る前は、霧氷は真冬のものと思っていたが、小諸で霧氷が良く出るのは12月と3月である。昼間は比較的暖かく、夜に冷え込むと霧氷がでる。標高が1000m以上の場所とそれ以下の場所では、気温に随分と差があり、その境目に水蒸気を含んだ雲が発生する。御牧の台地から見ると、ちょうど山麓の淺間サンラインのあたりから上に雲の帯がかかる。そうなったらしめたものだ。
小諸の町に降りて、下から見ると山の頂上は見えずに、霧のような雲が流れている。国道まで霧が降りてきていれば、最高の霧氷日よりになる。霧氷は霧や雲の中で風上に向かって、空気中の水蒸気が凍ることでできるから、無風よりはほんの少し風がある方がよい。霧氷のでる場所は大体決まっていて南ヶ原のあたりである。朝の7時半ごろからの僅かな時間が一番の見頃となる。
2007年に収録したNHKでファーブル昆虫記が再放送なります。2本で各90分です1本目は終了しました
ぼくは日本の昆虫の撮影と出演を担当しました。日本の舞台は小諸です。昨年も放映され評判が良かったようです。是非ご覧下さい。
BSプレミアムカフェ ハイビジョン特集 ファーブル昆虫記 南仏・愛(いと)しき小宇宙
カリバチとヤママユ
2020年4月27日(月)午前9:00〜
2020年4月28日(火)午前0:45〜(深夜リピート放送)
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.