浅間山は標高2568m、懐古園の下の千曲川で580m程度。小諸は標高差が大きい地域だ。車で手軽に行かれる場所では、紅葉は。標高2000m近い高峰高原から9月末にはじまり、10月の中旬ごろが見頃となる。そこからゆっくりと紅葉は下に降りてくる。千曲川まで到達するのは11月に入ってからだ。懐古園あたりでは例年11月10日頃が紅葉の見頃となる。つまり、小諸は紅葉を楽しめる期間が長い素晴らしい場所なのだ。10月から11月まで、2ヶ月近く、標高を変えるだけで紅葉に会えるのだ。そんな時に初雪が舞うこともある。紅葉した葉に雪がつもれば美しいが、すぐに融けてしまうから、そんな日は急いで撮影に出なければならない。赤や黄色に美しく色づいた葉に白い雪がつもり、その年最後の饗宴に華を添える。やがて木枯らしが吹いて、木々はあっという間に葉を落としてしまう。温暖化の影響か、この4半世紀で、紅葉の見頃が遅めになる傾向があるように思っていたが、今年はどうであろうか。8月は天候不順だったが、今年は秋が早く来るのかもしれない。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.