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海野和男のデジタル昆虫記

広報こもろ連載 2014年7月号 ヒメシロチョウ

広報こもろ連載 2014年7月号 ヒメシロチョウ
2020年03月31日

小諸で7月に見ることのできるチョウにヒメシロチョウがいる。絶滅危惧IB類に指定されているチョウだ。つい先日も中国地方で絶滅というニュースをやっていた。小諸にはヒメシロチョウがたくさんいるため池があって、全国に誇れる素晴らしい場所と思っている。一昨年まで、たくさん見ることができた。それが昨年はたった1匹見ただけだ。
ヒメシロチョウは草原に住むチョウで、多くの場所で、採草地などに住んでいたのだが、草を使わなくなって、草刈りをしなくなり、その場所が林になってしまったりしていなくなった。小諸では逆で、草を完全に刈ってしまうので絶滅の危機にある。卵や小さな幼虫が多い7月の草刈りは致命傷になる。その場所は草刈りで草原の環境が守られてきたのだが、全て刈ってしまうと、素晴らしい自然が失われてしまう。草が役に立たないものになってしまったので、草が生えると刈りたくなるのだが、チョウの食べるツルフジバカマと、蜜を吸う美しい日本古来の花は残さなければ、子孫に伝えたい小諸の自然が消えてしまう。写真 ツルフジバカマの咲く草地を飛ぶ(円内は産卵)
ヒメシロチョウの飛翔動画はこちら

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