シボリアゲハはギフチョウによく似た模様のチョウで、ホソオチョウに近い仲間だ。インドからインドシナ半島の高標高地にだけ住んでいて、産地が局限されている。タイではすでに絶滅してしまっていて出会うことはできない。一度は撮影したいと、ミャンマーまで出かけてきた。相当に興奮すると思ったのだが、それほどでもなかったのはどうしてだろうか。ぼくの好奇心が少なくなっているのか、それとも、シボリアゲハの存在を子どもの頃から知っているからなのだろうか。あまり良い写真が撮れなかったこともあるだろうが、アメリカでアゲハ類を撮影したときの方が感激が大きかった。
今回はシボリアゲハには会うことができたが、時間が短かったことと、車の調子も悪く、すぐオーバーヒートするなど、現場で場所を移動しながらの撮影ができなかった。
シボリアゲハは思っていたより速く飛び、花には一回しかこなかったので、結果、あまりよい写真は撮れなかった。
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