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海野和男のデジタル昆虫記

シボリアゲハの住む山

シボリアゲハの住む山
2018年10月07日

 ミャンマーから戻った。
 いつもは漠然とその地に住むチョウを求めて旅をするぼくだが、今回のミャンマーは、シボリアゲハに会いたいという目的があった。
 最近は日本人が良く採集に訪れるインド国境に近い地域に出かけた。現地の標高はおよそ2400m、一番高いケネディーピークは2700m以上ある。
 雨期が開けていないと思って出かけたのだが、雨はしばらく降っていないようで、かなり乾燥していた。日本を出て3日目に現地に到着。今回はマンダレーから車で移動したが、およそ15時間ほどかかった。道は舗装されていない部分も多く、移動には思ったより時間がかかる。どこでも道路工事をしていたり、光ケーブルを埋めていたりと、何年かすれば随分と変わってしまうのではないかと思った。
 カレーミヨからシボリアゲハのいる山にいたるテデム街道は急峻な山脈を越える。山の麓は標高180mしかない。およそ50kmで2000m以上の標高差を登る。この道は第二次世界大戦の時に、日本軍がインパール攻略のために使った道の一つで、多数の死者を出し、白骨街道と呼ばれる地域だ。

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