ナミアゲハの亜種とも言われる。ナミアゲハの中で際立って他の地域のものと姿形が異なっている。ゆるやかに飛翔し、マダラチョウに擬態しているとも言われる。
1969年、今から49年前、初めての海外はルソン島で、この蝶を捕まえた。写真も撮ったが、デジタルになってから、一度も訪れたことが無かった。検索しても生態写真は、ぼくが45年前に写したものしか出てこない。古い時代、大陸とルソン島が繋がっていた証拠ともなる貴重な種だ。ほんのわずかな地域にしか知られていないので絶滅の危機もある。
そんな現状を見たくてルソン島を訪れたのだ。今回は目星を付けておいた3カ所で見ることができた。結局、ちゃんとした写真が撮れたのは、49年前訪れた場所。そのものであった。山の上まで畑が続き、そのピークに飛来する。
動画をGH5のスローで撮影。動画撮影されたのは、勿論世界初であろう。この蝶がずっとこの地で生息を続けて欲しいと願うのである。ベンゲットアゲハの飛翔の動画はこちら
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