英名はBurying mantis、そのまま訳すとマイソウカマキリと言うことになる。オーストラリア特産のグループらしい。昔、フイルムで撮っていた時代は名前がわからないものは、そのまま埋もれてしまうことが多かった。
1994年に「大昆虫記」という本を出した。おおよそ3000種ぐらいの昆虫の写真集だ。熱帯のものだけに限り、写真を見直して、できる限り多くの朱を入れた。学名はちゃんと調べておらず、その頃のぼくの知識ではカマキリでは、カレハカマキリすらオスとメスで別の名前を付けてあるという。はなはだ不完全な本であった。けれど、熱帯の各地域の昆虫をざっと見るには、今でもとても有意義な本であると思う。この本を見て、熱帯に夢をはせた昆虫少年も多かったときく。
1994年から2000年までは主にフイルムで撮っていた。その間の熱帯昆虫の写真の多くは未整理である。 その後明らかな誤りを正したり、前に行っていなかった場所を追加した大昆虫記増補改訂版もでたが、多くの写真は眠っている。
2000年のオーストラリアの写真が一部見つかったので見てみるとこのカマキリの写真もあった。前回「世界のカマキリ観察図鑑」を作った時には、見つけることができなかったカマキリだ。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.